1. ロジカルシンキングを始める前に身につけたい原則的な考え方

ロジカルシンキングを始める前に身につけたい原則的な考え方

by Wolfgang Staudt
 ロジカルシンキング(論理的な考え方)というと「自分には論理的に考えるなんてとても無理」と諦めてしまう人もいるでしょう。しかし今回紹介することを念頭置くことでロジカルシンキングがより身近に感じられます。ここでは、ロジカルシンキングを始める前に持っておくべき原則的な考えについて述べてゆきます。

現状把握の重要性を知る

 ロジカルシンキングに必要な原則的な考え方としてまず紹介したいことは、「ものごとの姿をありのまま把握する」ということです。危機管理の考え方に「現状の把握が正確にできたら、危機管理は90%はできているも同然」というものがあるほどに、現状を正確に把握するということは大切です。

 人は意外と自分の見たいようにしか物事を見ていません。特にうまくいっていない物事に対して、ありのまま見るというのは恐ろしくて気がひけるものです。そのあいまいな物の見方の状態から脱出して感情を抜きにして、客観的に物事を把握するということがロジカルシンキングにおいて重要な考え方です。

常に「課題」として物事をとらえる

 「最近太ったから痩せなきゃ」と思っているとしましょう。しかし、そんな思いを抱えながらも目の前のおやつをつい口にしてしまったり、深夜に揚げ物を食べてしまってはその目的を達成することはできません。

 そこで、「最近太ったから痩せなきゃ」という漠然とした思いを、「どうしたら痩せられるのだろう」というタスクとして読みかえるようにしてみてください。そして、「痩せなきゃ」と感じるたびに「どうしたら良いのか」と自問するクセをつけるようにしましょう。

 「痩せなきゃ」と漠然と感じているだけの状態は、ただの現象にすぎません。この現象を、「どうしたら痩せるのか」という課題としてとらえることによって、人は考える方にスイッチが入ります。「どうしたら」と問いかけられると、自然と問への答えを考え始めるのです。たんなる現象を課題へと読み換えることは、ロジカルシンキングを始める前に持っておくべき原則的な考え方です。


 ロジカルシンキングを始める前に持っておくべき原則的な考え方を2つ紹介しました。どちらも簡単ですが、大きく思考方法を変えるものです。ロジカルシンキングを実践する前に気軽に試してみましょう。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する