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その何気ない行動がミスの原因かも!?「思い込み」で仕事しないための意識改善の方法

Shingo Hirono

2014/04/28(最終更新日:2014/04/28)


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by Nick-K (Nikos Koutoulas)
 勝手な「思い込み」が思わぬ仕事のミスにつながるケースが少なくありません。これは、仕事に不慣れな新人ばかりではなく、経験を積んだビジネスマンにも起こること。むしろ、ベテランになるほど「わかってる」という思い込みが強くなり、しなくていいミスを生んでしまう危険性が高まると言っていいかもしれません。

 仕事の能力が劣ってるわけではないのに起きてしまうミスですから、ぜひ意識改善をして、「予防」する必要があります。ここでは、「思い込み」を2種類に分けて、話を進めていきましょう。

1. 仕事そのものに関する「思い込み」

 まず、自分の担当する仕事そのものに関する「思い込み」があります。人間、勘違いということは日常的によく起こります。日常生活ではそれでも大きな問題に発展することは稀でしょう。しかし、仕事となると、ちょっとした勘違い、思い込みが大きなミスにつながることがあるのです。

 たとえば、仕事の納期について、頭の中で「再来週の火曜日」と記憶していたところが、実際は「来週の火曜日」だったということが、実際にあります。自分では「火曜日」という記憶が強く、そのため勝手に「翌々週」と思い込んでしまう。これは少し極端な例ですが、多くの人がこれに似た勘違い、思い込みを経験したことがあるのではないでしょうか。

 改善策は「徹底した確認と自己管理」です。そうしたスケジュールに関することだけでなく、仕事の進め方などについて、受けた指示を聞き違えてしまうとういうこともよくあります。その場合も、必ず確認する。仕事の内容について、1つ1つ確認すれば、その段階で「思い込み」に気づくことができるのです。安心して仕事を進めるためにも、必要な意識改善です。正確なスケジュール管理が常に必要なことは、言うまでもないでしょう。

2. 対人的な「思い込み」

 もう1つが、対人的に起こる「思い込み」です。たとえば、同じセクション内の同僚への連絡を怠るケース。「彼はこのことは知ってるはずだから、連絡する必要はないだろう」と判断をしたために、相手に迷惑をかけてしまう。あるいは自分の仕事にも悪影響を及ぼすということがあります。この場合、「彼はこのことは知ってるはず」というのが、つまり勝手な思い込みなわけです。

 こうしたミスを防止するための意識改善は、「報告・連絡・相談の徹底」しかありません。「これは連絡しなくてもいいかな?」と思っても、必ず連絡する。「上司への報告はA君がしているはずだから、自分からはしなくていいだろう」と思っても、その思い込みを捨てて、とにかく報告を省略しないよう心がけるのです。「A君」に確認するか、重複してもいいから上司に報告すれば、ミスは起こりません。



 いずれのケースも、思い込みをそのままにして判断することから、ミスが起こるのです。それを防ぐためには「めんどくさがらずに確認し、密なコミュニケーションを図る」必要があります。つまり「小さな労を惜しまないこと」、これが意識改善のポイントです。

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