1. 格言から学ぶ!仕事に対する意識の変え方

格言から学ぶ!仕事に対する意識の変え方

by thejasp
 「仕事に対する意識を変えたい。」そう漠然と思っていても、一体何をどうすれば変わるのか分からないという人も多いと思います。それはそのはず、漠然と思っていても具体性がなければ変わろうとしても変わりようがありません。では、具体的にはどうすればいいのか、それを歴代の格言から探ってみましょう。

葉隠「武士道というは死ぬ事と見付けたり」

 「葉隠」は、江戸時代中ごろに九州の鍋島藩士が口述したものを書き取った武士の心得の書です。「武士道というは死ぬ事と見付けたり」という格言はあまりにも有名ですが、そこに含まれる意味を理解している人は少ないでしょう。

 「葉隠」にはこうあります。「毎朝毎夕改めては死に改めては死に常住死身になりて居るときは武道に自由を得一生越度なく家職を仕果たすべきなり。」

 毎日毎日、今日死ぬものだと覚悟すれば、武士の道に迷いなく自在となり、そのように覚悟して望めば一生間違いなくお勤めをしていくことができるであろうということです。仕事に手を抜いて後回しにしようとするのは、明日も生きていると思っているからです。しかし、今日死ぬものだという覚悟があれば、仕事に緊張感をもって当たるようになります。

 「武士道というは死ぬ事と見付けたり」とは死を推奨するものではなく、この今日死んでも悔いを残さないような覚悟のことを指します。これは現代人にはストイックに過ぎる考え方かもしれません。しかし、このような「覚悟のありよう」を心に刻めば、仕事に望む意識も変わるでしょう。

盛田昭夫「最小の努力で最大の効果を上げること」

 営業の神様とも言われるSONYの盛田昭夫は、造り酒屋の長男として生まれながらも、家業を飛び出し井深大とともにSONYを立ち上げて世界的な企業にまで育て上げました。その盛田氏は、こんな格言を残しています。

 「競争に勝つためには、やはり最小の努力で最大の効果を上げること、つまり、社員の一人一人が最も効果的に働くということが一番大事だ。世の中には、一生懸命に働いているのだが、効果があまり上がらない人もいる。私はそういう働き方はもったいないと思う。まじめに一生懸命働くことは大事なことだ。しかし、そうして働いても、効果があがらなかったら全然意味がない。」

 世の中には成果が出ずとも一生懸命やったことに価値があるという考え方もあります。しかし、実社会ではどれだけ一生懸命やろうとも成果が出なければ意味がありません。

 最小の努力とは努力を否定した言葉ではなく、最小限に絞ったポイントをおさえた努力をもってすれば、その効果は絶大であるということです。これは「努力しているふり」をしている人には無理なことです。本当にその仕事にとって意味がある中身が濃い努力をしているからこそ、最小の努力で最大の効果が上がります。盛田はまた、こうも言っています。

「人は誰でも種々様々な能力を持っているものなのに、どんな優れた能力があるかを知らずにいる場合が多い。」

 自分自身がどんな能力を持っているか知る、そしてその能力を活かすためにはどんな努力をすればいいのか、そこを見つめなおすことが自分自身の意識を変える第一歩です。己自身を知ることができたら今度は覚悟をもって努力する、そうすれば、自ずから仕事に対する意識も変わっていくことでしょう。

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