1. KJ法だけではない!知ってそうで意外と知らない2種類の「ブレインストーミング」

KJ法だけではない!知ってそうで意外と知らない2種類の「ブレインストーミング」

by francesco sgroi
 ブレインストーミングは様々な場面で活用できる発想術ですが、状況に応じた使い分けができて初めて効果を発揮します。その場にふさわしくないブレインストーミングを実行しても、望ましい成果を得ることはできません。

 ブレインストーミングの種類や特徴を知り、最適な方法を選択することがブレインストーミングの効果を最大限に生かすためのポイントです。今回は、状況に応じたブレインストーミングの種類を紹介します。

クラシャーブレインストーミング

 課題として設定されている状況や条件を、どのようにすれば破壊できるのかを考えるブレインストーミングです。通常ブレインストーミングでは、課題を解決するようなアイデアを求めることが一般的ですが、クラッシャーブレインストーミングではあえて課題を破壊するためのアイデアを求めることで、より柔軟な発想を引き出します。

 破壊のためのアイデアというと乱暴に聞こえるかもしれませんが、硬直した現状を打破したり、古い慣習を変革したりするようなアイデアを募集する時などには、非常に有効な種類のブレインストーミングです。

 破壊のためのアイデアというのは創造的なアイデアよりも発想がしやすく、柔軟で自由なアイデアが生まれやすくなります。出されたアイデアをそのままの形で現状打破に利用することもできますし、180度回転させることで現状の持つ弱点や欠点を補強することもできるでしょう。

分割型ブレインストーミング

 ブレインストーミングで設定された課題を10個の要素に分け、それぞれの要素ごとにアイデアを出していくブレインストーミングです。この方法でブレインストーミングを行うと、課題を改善していく形でアイデアが発想されていくため、一つ一つのアイデアを積み上げながら課題を解決するアイデアにつなげていくことが可能になります。

 また、要素ごとに発想をしていくので必要とされる条件が絞り込まれており、アイデア発想のハードルが低いものになるというメリットもあります。この種類のブレインストーミングは、大きな課題を取り扱う時に有効な方法です。「日本の将来をよくするには」という非常に大きな課題を設定した場合、対象が大きすぎるため、どこから発想を始めてよいのか分からなくなってしまうでしょう。

 このような大きな課題に分割型ブレインストーミングを用いれば「人口減少をどう食い止めるのか」「環境汚染をどう防ぐのか」というように要素ごとに個別の問題としてとらえることが可能になり、より具体的な問題を分割して解決していくことが可能になります。出されたアイデアをさらにひとつにまとめれば、最初に設定した課題を解決するための斬新なアイデアが出来上がるでしょう。

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