1. そのやり方では結果が出ない!?「ブレインストーミング」に潜む3つの危険なリスク

そのやり方では結果が出ない!?「ブレインストーミング」に潜む3つの危険なリスク

by Marcin Wichary
 アイデア発想法として知られているブレインストーミングは、斬新なアイデアを大量に生み出したいときに非常に有効な方法です。正しく利用すればメリットの多い方法ですが、ブレインストーミングにはリスクも存在していることを、知っておかなければなりません。リスクに関する知識が無いままブレインストーミングを実行してしまうと、思わぬ形でマイナスの結果が出てしまうことがあります。今回は、ブレインストーミングを利用するときのリスクについて解説します。

方向性がズレてしまう

 ブレインストーミングでは、参加者の議論や意見交換によってアイデアを磨き上げ、更に有益で優れたアイデアを生み出すことを目標としています。意見交換が正しい方向に行われているときはいいのですが、参加者間の活発な意見交換は、時として議論の制御を失う効果を生み出してしまい、一度方向がずれてしまうと軌道修正がうまく働かず、導き出されるアイデアも目的から外れた役に立たないものになってしまうでしょう。

 このリスクを防ぐためには、あらかじめ議事進行役として論点修正能力に優れた人物を用意しておく必要があります。

実用性のないアイデアが生まれてしまう

 ブレインストーミングが目指すのは、過去になかったような斬新なアイデアを生み出すことです。そのために参加者は一切の制限なくアイデアを発現するのですが、もとになるアイデアが常識外のアイデアばかりだった場合、結論として導き出されるアイデアも実用性のないものになってしまうというリスクが存在します。

 自由なアイデアはブレインストーミングの質を高める効果がありますが、そればかりではブレインストーミングの結果が現実離れしたもになってしまいます。課題設定に工夫をしたり、意見交換の際に実用性を考慮してアイデアを取捨選択することによってリスクを低減できますが、あまり対策を厳しくしてしまうとアイデアの魅力を損なってしまう恐れがあるのです。

 アイデアの品質と実用性のバランスを考えながら、より有用なアイデアを考えなければなりません。

メンバー間にしこりを生む

 ブレインストーミングでは、自由な発言を補償するために、参加者の立場や肩書を考慮せずに平等な立場で意見交換が行われます。ブレインストーミングの参加者が普段から仕事をしている上司や同僚だった場合、ブレインストーミング中の振る舞いが原因で感情的なしこりが生まれてしまうことがあるのです。

 いくらルールで決めてあるからといっても、平等な立場で発言するというのは割り切りが難しいもの。普段から顔を合わせるメンバーでブレインストーミングを行う時は、後々の関係にまで配慮することが求められます。


 ルールを守らなければブレインストーミングは機能しません。ルールを守って実践すれば、ブレインストーミングによって豊かで斬新なアイデアを生み出すことが可能になります。

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