1. 説得力よりも実用性を重視する!社内向けの「企画書」を作成するときに意識すべきポイント

説得力よりも実用性を重視する!社内向けの「企画書」を作成するときに意識すべきポイント

by Zach Dischner
 クライアント向けであれ、社内向けであれ、企画書に盛り込むべき項目や内容、構成などは基本的に変わりません。ただ、企画書を作成するときに持つべき意識と体裁は、少し違ってきます。社内向けの企画書について、「意識したい3つのこと」を説明します。

1. 社内向け企画書の大きな目的は、活発な議論の誘発

 クライアントに提出する企画書の目的は、ぜひともその企画を通してもらうこと。ですから、分かり易い丁寧な説明と説得力がなによりも重要。極論すれば、企画の内容そのものよりも、文章やデータのもつ説得力の方が重要ということになります。

 しかし、社内向けの企画書はそうではありません。もちろん説得力も大切な要素ではありますが、優先順位の一位ではありません。では、何が優先順位一位の要素なのか。それは、「より良い企画内容にするために、活発な議論を誘発する、たたき台としての要素」です。

 そのため、社内向けの企画書は「自社にとってより多くのメリットを得るためのたたき台」という意識を持って作成されるべきです。もし会議に提出するのであれば、その場の議論ができるだけ活性化できるような企画書にすることを意識しなくてはなりません。上司に提出する場合でも、上司がそれを読んで、さまざまな意見を持ち、そこからアイデアを発想しやすいものにする必要があるのです。

 具体的な方法としては、適宜、「課題」や「問題点」などを書き加えるといいでしょう。それをヒントに意見や議論が生まれやすくなります。

2. 余白を意識

 社内向けの企画書作成の際に、おすすめしたいのが「余白」です。各項目、各ページにそれを読んだ人がメモ書きできるようなスペースを設けます。クライアント向けの場合はそうしたスペースは不要ですし、むしろビジュアル重視で、「見た目に美しく、時にインパクトのある体裁」を意識して作成したほうが、目的に適っています。しかし、社内向けでは、そうした「見た目」よりも「機能性」のほうを重視すべきでしょう。

 ビジュアルにこだわって、スペースがまったくないような企画書にするよりも、適度な余白をとって、メモしやすくしたほうが「親切」で、実用的な企画書になります。

3. 文章のレトリックに凝らず、できるだけシンプルに

 もう1つのポイントは、凝ったレトリックを使った文章は使わず、説明内容もできるだけシンプルに、不必要な要素は省いたすっきりした企画書に仕上げることです。クライアント対象の場合は、できるだけ説明の省略をしないほうが、理解と賛同を得られやすくなります。

 それに対して、社内対象の場合は、上司や同じセクションのメンバーが読むのですから、「言わずもがな」のことや、誰もが知っている情報については省略したほうが、ずっと読みやすいものになるのです。「そんなこと、みんな知ってる」と思われるような要素が記載されている企画書は、社内向けとしては落第と言っていいでしょう。


 説得力よりも実用性重視。これが社内向け企画書作成の際に意識すべき、最大のポイントです。

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