斬新かつ論理的なアイデアが生まれやすい!「ブレインストーミング」が持つ3つの特徴
- 2014/04/22
- Shingo Hirono

アイデア出しの有効な手法として知られているのが、ブレインストーミングと呼ばれる手法です。アイデア出しの手法としてのブレインストーミングには、ある特徴があります。その特徴のおかげで、ブレインストーミングは斬新なアイデアを生み出せるのですが、果たしてその特徴とは何なのでしょうか。今回は、アイデア出しの手法として知られるブレインストーミングの特徴を紹介します。
- 目次
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1. 自由な立場から発言する
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2. 斬新なアイデアが生まれる
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3. 論理的裏付けが成立する
1. 自由な立場から発言する
ブレインストーミングで価値があるのは、提案された意見やアイデアそのものです。誰がそのアイデアを発現したのかという点については、アイデアの価値判断においては全く考慮されません。社長の提案したアイデアであろうと、素人が提案したアイデアであろうと、ブレインストーミングでは等しい価値のアイデアとして扱われるのです。
ブレインストーミングの参加者たちは、アイデアの平等を確保するために立場や肩書についてはないものとして扱われます。立場や肩書が効力を持ってしまうと、参加者は自由な立場から発言できなくなってしまい、多種多様なアイデアを確保することができなくなってしまいます。
通常のアイデア会議では、肩書が考慮されないということはありません。ブレインストーミングであればすべての参加者は平等に扱われるため、アイデアの持つ純粋な価値をそのまま活かすことが可能になります。
2. 斬新なアイデアが生まれる
ブレインストーミングで重要視されるのはアイデアを提案することそのものであり、発言段階ではアイデアの中身や有効性については考慮されません。アイデアに対して一切の制限を設けないことで、多種多様なアイデアを提案することが可能になります。高等向けなアイデアや、普段なら失笑を買うようなアイデアでも、ブレインストーミングの中では価値あるものとして扱われるでしょう。
ブレインストーミングは他の会議では決して出てこないような奇抜なアイデアを積極的に活用することで、より斬新で独創的なアイデアを結論として出すことができるのです。
3. 論理的裏付けが成立する
ブレインストーミングにおける意見交換は、提案されたアイデアの中から有益な部分を見つけ出す作業になります。アイデアを取捨選択することもあれば、異なるアイデアを結び付けたり、他者のアイデアをさらに発展させて有効なアイデアに昇華させることもあるでしょう。
アイデアの取り扱いは、必ず論理的に行うことが基本原則。アイデアを論理的に分解したり、論理的裏付けを与えながら分解していくことで、より有益で独創的な結論を導けるのです。
ブレインストーミングの結論として成立したアイデアは、最初に提案されたアイデアを論理的に発展させて成立したアイデアです。そのため、すべての結論には論理的な裏付けが成立し、アイデアがいい加減なものではなく正しい思考のもとで成立していることが証明されます。
特徴を知らなければアイデアの取り扱いを間違える可能性があります。最大限の注意を払いながら、アイデア出しに活用してください。
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