1. 先人の知見に学ぶ!豊かな発想を養うための格言

先人の知見に学ぶ!豊かな発想を養うための格言

by Jonathan Kos-Read
 発想力を豊にすることは、なかなか難しいことです。無から有をすぐに生み出すことができるのは一部の人間だけでしょう。しかし、有から有を生み出す発想力は考え方次第では誰でも身につけることができます。では、一体どうすればいいのでしょうか。それを偉人の格言から学んでみます。

荘子の思想:無用の用

 中国古代の思想家・荘子は、固定的な考え方や一方面からの見方を嫌いました。それを分かりやすく表しているのが「朝三暮四」というエピソードです。これは順番を変えただけで同じことなのに片方に怒り片方に喜ぶのは、固定的な「是非」の観念に囚われているからだとして、囚われた「是非」を捨ててこそ調和があるのだとしました。

 その荘子の思想をまとめた「荘子」いう文書に「無用の用」という格言があります。これは役立たずのように見えるものでも、見方を変えれば使い道はあるのだという考え方で、これを荘子は「無用の用」といいました。

 このように、一つの物事でも、違った発想でアプローチすれば役立つこともあります。一例として、豚トロが挙げられます。豚の首肉は脂肪が多く、あまり量がとれなかったのでほとんど市場に流通することがありませんでした。ところがそれを「豚トロ」と名づけて販売したところ爆発的に売れたということがありました。これも同じものを発想を変えて違う角度から見た例です。発想力を豊かにするには、まず視点を変えるという習慣を身につけてみるのがいいでしょう。

手塚治虫:後世に残る作品をなどと気張らず、百歳まで描きたい

 次に、マンガの神様手塚治虫の格言です。手塚治虫は実際には後世に残る名作を数多く残しています。しかし逆に、その陰にはあまり評価されていないような作品もたくさんあります。手塚本人はこの格言のように「名作」を描こうという気はなかったのかもしれません。しかし、流行には敏感で他の漫画家の作品でヒットしたジャンルがあれば、貪欲に挑戦しました。
 
 誰しも得意分野や専門分野があると思います。しかし、そのなかで縮まっていると発想が窮屈になってしまうこともあります。たまには得意分野以外のことに挑戦してみることも、新たな発想を得て発想力を豊にするきっかけになるかもしれません。

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