1. 常に「ベター」を考えておく!商品の「コンセプト」を商品化の途中で転換する際のポイント

常に「ベター」を考えておく!商品の「コンセプト」を商品化の途中で転換する際のポイント

by kevin dooley
 新しい商品を企画し、販売に向けて製品化を進めていく途中で、コンセプトの転換をするということもあるでしょう。コンセプトを転換する場合、2つのケースが考えられます。スケジュール計画に基いて製品化を進めていく中で、「当初のコンセプトのままでは期待された成果は上げられない」と判断して、いわば必要に迫られ受身で転換するケース。

 もう1つは「当初のコンセプトは大筋では間違っていないが、より大きな成果を上げるためにはマイナーチェンジが必要」と判断したケースです。ここでは、2つのケースについて、商品のコンセプトを転換するときのポイントを説明します。

1. 受身で転換するケース

 まず、やむを得ずコンセプトを転換するケースです。この場合は、綿密な現状分析が不可欠になります。「当初のコンセプトと実情がどう合わないのか、どうして今のコンセプトのままでは十分な成果を上げられないと判断するのか」について、緻密でしっかりした裏づけをすることが必要でしょう。

 受身で転換する場合、どうしても意識は後ろ向きになり、消極的になってしまいがちです。しかし、それでは正しい判断はできませんし、より良いコンセプトを生み出すことも難しいでしょう。

 ですから、まずはしっかりした現状分析をし、それに基いてコンセプトを再検討することになります。その際、あくまでも「創造」の意識を持って、前向きな検討をしなくてはなりません。マインドとしては「ゼロベースで考える」というぐらいの意識で取り組むべきでしょう。コンセプトの転換というのは、その商品の「命」にかかわることですから、取り組む側も腹をくくって、慎重かつ大胆な判断をしなくてはいけません。

2. 積極的に転換するケース

 商品開発自体は大きな問題もなく進捗しているけれど、より良い成果につなげるためにコンセプトを転換するケースもあります。この場合は、「ゼロベースで考えた大転換」ということにはなりません。マイナーチェンジで「ベター」を目指すわけです。
 
 しかし、やはり裏づけのための現状分析は必要になります。思いつきでコンセプトを転換することはできません。チームの誰もが納得できる裏づけをした上で、コンセプトを転換すべきです。度々、コンセプトを転換することは好ましくないので、慎重に考えなければなりません。転換したことで、かえってマイナスの効果を生んでしまったのでは、転換した意味がないのです。



 最初に設定したコンセプトを変えずにプロジェクトを完遂するのが理想と考えがちです。しかし、企画の段階で考えられたコンセプトは、いわば「机上の論」。ですから、「転換してはいけないもの」という先入主を持つのは危険です。

 現状に則して柔軟にコンセプトを考え、臨機応変の対応をすることが、商品開発の成功への道と言っていいでしょう。なにより大切なのは、ポジティブシンキング。常に「ベター」を考えながら事業を推進することです。

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