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ネタは身近なところに潜んでいる!ヒット商品を「生み出す」ために日頃から意識すべき3つのコト

Shingo Hirono

2014/04/20(最終更新日:2014/04/20)


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by DeaPeaJay
 ヒット商品を生み出すためには、日頃の生活で常に商品開発のヒントを探す意識を持って置かなくてはいけません。ヒット商品の開発のきっかけとなるヒントは、日常のちょっとしたところに転がっているもの。

 小さなヒントを見逃さずに拾い上げ、うまく商品化することに成功すれば、ヒット商品になっていくかもしれません。今回は、ヒット商品を生み出すために日頃の生活で意識すべきことを紹介します。

1. 不満を探す

 日常生活には様々なところに不満を感じるものです。小さな不満から大きな不満までいろいろな不満がありますが、日ごろの生活の中で感じている不満を解消するような商品を開発することができれば、不満を感じていた人たちは喜んで商品を購入するのでヒット商品になるでしょう。

 梅雨時は洗濯物を外に出せず、室内干しを強いられてしまいますが、室内干しでは洗濯物がすっきりと乾かず生乾きになってしまい、雑菌の繁殖による嫌な臭いに不満を感じる人が大勢いました。その不満を日常生活の中で見つけ出し、解決策を商品化したものが「生乾きでも臭わない室内干し用洗濯洗剤」です。

 この商品は雨天時の洗濯だけでなく、日中家を留守にせざるを得ない一人暮らしの人たちの間で話題になり、今までの不満を解決してくれる商品としてヒット商品になりました。日常の不満を発想に結び付けてヒット商品を生み出すことに成功したケースです。

2. 類似点を探す

 似た形状の商品や、同じような目的の商品を常に意識しておくことで、新しい商品に技術や形状を応用できないかという考えが生まれます。類似点を新商品開発に結び付けるのはよく行われることですが技術開発が成功すれば、まったく新しい機能を持ったヒット商品の開発に繋がるでしょう。

 熱さまし用の氷のうと肩こりなどに使用するシップは、体に密着させるという共通点がある商品です。シップの貼り付けるという機能を応用することで、熱さまし用の冷却シートという大ヒット商品の誕生につながりました。機能の応用は具体的なイメージがつかみやすく、ちょっとしたアイデアの転換からヒット商品を生み出す可能性の高い方法です。

3. 使用者を観察する

 同じ商品であっても、使用者が異なれば使い安さや求めるものは異なります。書類を処分する時に、いちいちホッチキスの針を外して分別しているところを観察したことがきっかけで誕生したヒット商品が、針のいらないホッチキスです。

 従来のホッチキスは紙を止める事ばかりに開発者の意識が向いていたのですが、実際のユーザーの様子を観察することで、今まで考えられていなかった「針を外す」という作業があることに気づき「針そのものを無くす」という発想が生まれ、ヒット商品に結びつきました。

 すでに普及した商品であっても、実際に使用する様子を観察することでヒット商品のきっかけが見つかる可能性はあります。普段から使用者を意識しておけば、何気ない行動の中からヒット商品のヒントを見つけ出すことができるのです。



 意識していたからといって必ずヒット商品が生まれるとは限りませんが、意識していなければ絶対にヒット商品は生まれません。普段から意識する癖をつけておけば、あらゆる場面からヒントを拾い出すことが可能になります。慣れてしまえば、それほど難しいことではありません。リラックスした気持ちで自然と意識がむかうようにトレーニングしてください。

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