HOMEビジネス 「売れる仕組み」を作るには?ヒット商品を生み出すために押さえておきたい効果的な3つの販売戦略

「売れる仕組み」を作るには?ヒット商品を生み出すために押さえておきたい効果的な3つの販売戦略

Shingo Hirono

2014/04/20(最終更新日:2014/04/20)


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by thephotographymuse
 ヒット商品を生み出す為には、販売戦略が重要な意味を持ちます。商品に魅力があることは当然ですが、魅力ある商品を開発するだけではヒット商品は生まれません。商品の魅力を顧客に正確に伝えるような販売戦略を取って、初めてヒット商品になる可能性が生まれるのです。ヒット商品の販売戦略とはどのようなものなのでしょうか。今回は、ヒット商品を生み出す為に効果的な販売戦略を紹介します。

1. 効果を認識させる

 今までにない斬新なアイデアから生まれた商品は、顧客がその商品を使うことでどのような効果が生まれるのかを認識していないため、黙っていては全く売れません。このような時に最適な販売戦略は、実際にその商品を顧客に試してもらったり、実演で効果を示して見せることです。

 電動アシスト自転車は、これまでの自転車にはないアシスト機能という斬新な機能を備えた商品ですが、価格も高くその効果を商品を見ただけではイメージしづらいため、販売当初はなかなか売り上げが伸びませんでした。

 そこで各地の店舗で商品体験会を開催したところ、実際に電動アシスト自転車の効果を実感してもらうことに成功し、販売数を伸ばすことができました。類似商品のない商品や今までにはなかった体験を提供するような商品をヒットさせるには、実際に使用してもらったり使用している場面を見せたりして、商品の持つ効果を認識させるのが有効な販売戦略と言えるでしょう。

2. イメージを作る

 商品そのものの効果ではなく、商品に特定のイメージを作ることでヒット商品に結びつける販売戦略もあります。エナジードリンクレッドブルは、それまでにはなかったタイプの商品のため、顧客は商品に対してイメージを持っていませんでした。そこでレッドブルがとった戦略は、様々なスポーツのスポンサーになる、という戦略でした。

 それまではマイナーとされていたスケートボードやフリーダイビングなどのスポーツのスポンサーになり、レッドブルの名前を関した大会を主催することで、そのスポーツが持つ爽やかでアクティブなイメージを、そのままレッドブルという商品のイメージにすることに成功しました。

 激しいスポーツの持つイメージを、そのまま商品に取り込むことで、若者という新たな顧客を獲得に成功し、今までのターゲット以外にも知名度を広めた販売戦略の一例です。

3. 必要なところにセールスする

 商品を売るのに一番いい方法は、その商品を必要としている人たちに売り込むことです。防寒具を売るなら寒い地域に住んでいる人に、大きい家具を売るなら広い家に住んでいる人にセールスするのがヒット商品を生み出す販売戦略です。

 本当に必要としている人のところにセールスすれば、高価格でも必ず購入してもらえます。その人たちが実際に使用して気に入ればリピーターになってくれますし、周囲の人の口コミがヒット商品を生み出すきっかけにもなるのです。


 どの販売戦略が最適化は、ケースによって異なります。商品の持つ魅力や特性に合わせて、最適の販売戦略を採用してください。

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