1. 何をもって「ヒット商品」と呼ぶのか?「ヒット商品」と呼ばれる製品の定義

何をもって「ヒット商品」と呼ぶのか?「ヒット商品」と呼ばれる製品の定義

by T.Kiya
 爆発的人気を獲得した商品のことをヒット商品と呼びます。ヒット商品と呼ばれる商品は毎年数個から十数個程度出現し、ヒット商品番付なるものがつくられるほど世間の関心を集めます。

 ヒット商品と一口に言っても、ヒットの仕方には様々な種類があるのです。ある層には爆発的人気を得ている商品でも、世間的には全く知られていない類のヒット商品も存在します。ヒット商品とはどのような商品のことを指すのでしょうか。今回は、ヒット商品と呼ばれる商品の定義を紹介します。

売上

 たくさん売れた、あるいは大きな利益を生み出した商品のことは、ヒット商品と呼んで差支えないでしょう。企業の開発した製品が過去の商品や他社のライバル製品よりも圧倒的に売り上げで上回れば、その商品はヒット商品といえます。

 企業が商品を販売して利益を獲得することで存続している以上、売り上げを第一にヒット商品を定義づけるのは、多くの人に納得のいく定義です。どんなに優れた製品を開発したとしても、まったく売り上げが無ければヒット商品とは呼べません。

顧客満足度

 企業は販売した商品を通じて顧客に満足してもらうことを使命としています。購入した顧客の喜びが大きく、満足度が大きい商品であれば、売り上げが伸びなくてもヒット商品と呼ばれるのです。

 例えば、限定販売の商品や一日限定○○組のレストランなどは、購入したいと考える顧客が増加したとしても希望者全員が商品を購入することができず、売り上げの数字は一定の水準で頭打ちになってしまうでしょう。

 それでも顧客からの人気が絶えず、皆がこぞって購入したいと考えるような満足度の高い商品であれば、行列のできる人気商品として大衆に認知されるようになり、ヒット商品と呼んだとしても違和感はなくなります。

 顧客満足度の高い商品は、顧客への訴求度の高い商品となり、市場における競争力も高くなります。供給数に限りがあるため、必ずしも売上増という結果は観測されませんが、顧客の消費意欲を刺激するような魅力ある商品は、ヒット商品の定義に合致した商品であるといえるでしょう。

話題性

 多くの人が知っている商品は、ヒット商品になりえます。特にある一時期にブームや流行を巻き起こした商品は、ヒット商品という言葉の定義としてわかりやすいものです。

 流行やブームとは人々の商品に対する認知度や話題性でもあります。その商品を購入したり使用した経験が無い人でも商品名を知っているようであれば、それはその商品の知名度がターゲット以外にも広まっている証拠。歴史に名を残すほど、大流行を巻き起こした商品であれば、社会的な影響度の大きい大ヒット商品と呼べるでしょう。


 ヒット商品と呼ばれる商品の定義を考えるということは、企業にとっての成功とは何かを考える作業でもあります。企業が商品を通じて何を獲得し、何をしたいのか、それを明確にしなければヒット商品を定義することはできません。

 成功の形は様々です。企業が目指す方向性に合致し、目的を達成するような商品であれば、誰からも異論のないヒット商品になるでしょう。

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