1. 単なる「アイデア提案書」になる可能性も!?企画書における「現状分析」の役割と必要性

単なる「アイデア提案書」になる可能性も!?企画書における「現状分析」の役割と必要性

by Porto Bay Trade
 企画書を作成するとき、必須項目となるのが「現状分析」です。多くの企画書では、その企画のテーマやコンセプト、要約などの導入部に続いて、現状分析が記載されます。

 つまり、企画書本文の最初に置かれることが多いのが現状分析なのです。それだけ、重い役割を担った項目と考えていいでしょう。では現状分析がなぜ重要な項目として扱われているのか、企画書におけるその必要性について説明しましょう。

現状分析の役割りと必要性

 現状分析を分類すると、業界状況、自社やクライアントの事業状況、競合他社の事業状況、さらにはその背景にある市場状況などになります。それらを数値化して分析、把握することによって、「現状」が具体的に評価できるわけです。

 それを行うことによって初めて、「現状はこのように評価されます。ですから、こうした新しい事業計画が必要なのであり、また実現したときの成果が期待されるわけです」という説明が成立します。つまり、現状分析は企画そのものを成立させるための「根拠」となるわけです。これが、その役割であり、必要性の第一と言っていいでしょう。

 また、企画の実現、ゴールをめざす際の課題を明確にしてくれるのも現状分析の役割り。要するに、企画の発想の裏づけとなると同時に、事業を実施し、ゴールをめざす上でも欠かせない役割を演じるのが、現状分析なのです。

現状分析の副次的効果

 そうしたメインの役割とは別に、もう1つ現状分析を行うことによって得られる効果もあります。それは、現状分析の中から、それまで気づかなかった課題が浮かび上がり、そこから新たな発想や、企画のためのヒントが生まれる可能性があることです。

 たとえば、最初に企画アイデアがあり、それに基いて現状分析したとしましょう。その過程や結果から何か「発見」をしたとします。それを、その企画そのものに活かすこともできますし、また別の企画を起こすためのヒントとなることもありえるでしょう。

 ということは、「何か企画を考えなければならないのだが、何もアイデアを持っていない」という場合でも、先に業界や自社、クライアント、あるいは市場動向などの現状分析をしてみることによって、アイデアがそこから生まれてくるということもあるのです。

「現状分析」を盛り込まなかったら、ただの「アイデア提案書」

 このように、現状分析は企画書の中で、最重要と言ってもいい役割を持っています。ですから、もし、企画書の中に現状分析を盛り込まなかったら、それはもはや企画書とは呼べない、いわば「アイデア提案書」のようなものになってしまうでしょう。

 企画書は、それを提出した相手を説得するために作られるものです。そこに現状分析が欠けていると、説得力を持たせることは到底できません。この「説得力」も、現状分析の必要性の1つと言っていいでしょう。


 
 発想の元になり、企画内容の根拠を示し、事業推進の際の指針となる「現状分析」。ぜひ正確で綿密な現状分析をして、説得力のある企画書を作成してください。

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