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革新的なアイデアを生み出す人だけが知っている3つの「発想フレームワーク」

Shingo Hirono

2014/04/17(最終更新日:2014/04/17)


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by Jimmy McIntyre - Editor HDR One Magazine
 革新的なアイデアを発送するために大きな効果を発揮するのが「発想フレームワーク」です。発想フレームワークとはアイデアを発想するための思考ツールであり、斬新なアイデアを生むためのアシストをしてくれるもの。

 発想フレームワークを活用すれば、誰でもアイデアを生む方法が身に付き、考えを整理しながら効率よく思考を進めていくことが可能になるでしょう。今回は、革新的なアイデアを生み出すために知っておきたい発想フレームワークを紹介します。

1. 欠点列挙法

 一つのアイデアを発想したら、そのアイデアの欠点を次々に挙げていく発想フレームワークです。この方法は、出発点となるアイデアの欠点を次々に挙げていくことで改善の手掛かりを見つけ出し、アイデアをより良い物へと磨き上げることを目的とした発想フレームワークです。最初のアイデアの質が低いものだったとしても、この方法を用いれば欠点を改善しながら、より優れたアイデアへと改善していくことが可能になります。

 この方法を会議に応用すれば、参加者が提案に対して次々と欠点を指摘することで、改善を繰り返しながら、より良い内容へと練り上げていけるでしょう。

2. 問題点連結法

 問題点が複数ある場合、それぞれを個別の問題と考えずに複数の問題連結して一つの問題として考える発想フレームワークです。この発想フレームワークで発送されたアイデアは、複数の問題を一つの発想で解決する力を持ったアイデアになります。

 ある場所に「不法投棄が多い」「交通事故が多い」「管理に労力をかけられない」という複数の問題がある場合、それぞれの問題を個別に捉えるのではなく、すべてを一気に解決してくれるアイデアが「お地蔵様の設置」です。

 お地蔵様の御社を立てることで後ろめたさから不法投棄は減り、遠くからでも目立つのでドライバーは注意して運転するようになります。御社の維持にはそれほどコストはかかりませんし、信心深い人が掃除などを進んで協力してくれるでしょう。

 このように複数の問題を一気に解決するようなアイデアを生むためには、問題をつなげて考える問題点連結法という発想フレームワークが最適です。ただし、発想がうまくいけばとても強力なアイデアになりますが、全体をとらえた発想でなければ有力なアイデアになりえないという欠点もあります。

3. なぜなぜ法

 アイデアに対して「なぜ」という疑問をぶつけていくことでアイデアを検証し、根拠や意義を見つけていく発想フレームワークがなぜなぜ法です。「なぜ」をぶつけることでアイデアに対する問題を設定することができるので、解答という形でアイデアを補完する発想を導き出すことができます。アイデアをより強力なものにしたいときに最適の発想フレームワークと言えるでしょう。


 発想フレームワークと一口に言っても様々な種類があり、目的や役割は大きく異なります。自分が発送したいのはどのようなアイデアなのかということを考え、それに合った発想フレームワークを使用すれば、斬新なアイデアを効率よく発想することができるようになるのではないでしょうか。

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