1. ボリュームの多い企画書を作成することで得られる「2つのメリット+α」

ボリュームの多い企画書を作成することで得られる「2つのメリット+α」

by Kumaravel
 同じ内容の企画であっても、たとえば3枚の企画書と10枚の企画書では、後者のほうがずっと通りやすくなります。ボリュームの多い企画書のほうが、相手派は魅力ある企画と感じる傾向があるからです。それはどうしてなのか。ボリュームの多い企画書の持つメリットは何か。考えてみましょう。

メリット1:熱意が伝えやすい

 ボリュームの多い企画書の最大のメリットは「熱意が伝えやすい」ということ。企画書を受け取った相手は、その内容を読む前に、まずそのボリュームに注目するものです。もちろん、枚数の少ない企画書、1枚の企画書にも、短時間で内容を伝えられるというメリットはあります。しかしそれは、企画自体の魅力のアピールにはつながりません。

 枚数の多い企画書の場合、それを手にした瞬間に、相手は「これは労作だな」とまず感じます。そして、「これだけ大部の書類を制作したということは、それだけの熱意を持って企画に取り組んだ証拠だろう」と判断するわけです。つまり、「企画書の第一印象」が大変よくなるのです。第一印象がよければ、相手は好意を持ちながら内容を読むことになります。好意を持って読む内容に対する評価が甘くなるのは当然の心理と言えるでしょう。

メリット2:説明に長い時間を要しないですむ

 もう1つのメリットは、「口頭での説明に長い時間を要しないですむ」ということ。ボリュームの多い企画書は、それだけ細かい説明がなされているわけです。説明が詳細にわたって、「かゆいところの手が届く」ように述べられていれば、相手は企画書を読んだだけで、その内容について熟知することができるでしょう。

 ですから、その後で口頭で説明するとき、あくまでも補足的なことを付け加えるだけでいいことになります。たとえば1枚の企画書では、最小限の概要しか表現することはできません。その分、口頭での詳しい説明が、後に必要になります。つまり、書類と口頭で、企画を二度説明することになってしまうのです。

 これは提出者にとって二度手間というだけでなく、相手にとっても面倒な作業といえるでしょう。ボリュームの多い企画書はその点で、「効率的な企画のプレゼン方法」と言えます。

プラスワンのメリット

 上記の2項目は、企画書そのものの持つメリットです。もう1つ、企画書そのものが持つものではない、隠れたメリットもあります。それはボリュームの多い企画書作成が生むメリットです。

 大部の企画書作成するためには、仕事に対する高いモチベーションと、仕上げるだけの継続的集中力、文章の表現力、完遂させるための持久力が必要になってきます。それらを備えなければ、ボリュームの多い企画書を仕上げることはできません。

 それを完成させたということは、つまりそれだけの能力が提案者に備わっている証しになります。提案者にとって、これは大変大きな自信になり、次の仕事のためのモチベーションともなるでしょう。これが「隠れたメリット」です。


 企画のスケールや種類によっても違ってきますが、一度「大部の企画書」に挑戦してみるといいでしょう。貴重な経験になるはずです。

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