1. 経営者なら知っておくべきマーケティングと経営の関係

経営者なら知っておくべきマーケティングと経営の関係

by mkosut
 マーケティングを経営の一部と言う人もいれば、マーケティングはマーケティングとして確立された領域であると言う人もいます。どちらが正しいか、そうでないかはマーケティングや経営を学問として学ぶ人にとっては、様々な見解があるでしょう。しかし、企業経営の現場、特に中小やベンチャーにとっては少なくともマーケティング戦略や活動そのものが経営に直結するというのは事実として多々あります。今回はこうした企業経営の観点も考慮した上でのマーケティングと経営の関係について解説していきます。

マーケティングの立ち位置

 経営者が、自社のリソース(経営資源)を語るときに、基本的には人・物・金、そして近年では情報を加えた4つの軸で語ります。この人・物・金をもう少し詳しく言うと、人=組織・人事の分野がまず1つあって、次に物(情報を含めて)=マーケティング分野があって、金=財務・会計分野になります。つまり経営領域とは大きくこの3つの分野を統合したものであり、全体最適を考えた上での判断や実行が経営には求められます。その為、大企業であれば当然、組織・人事、販売含めたマーケティング、財務会計と、各分野に担当役員が存在しており、それを束ねるのが社長(代表取締役)であり、社長は常に全体の最適を考えながら判断していくというケースが一般的です。社長の立場でありながら、どこかの分野に偏って判断することは、木を見て森を見ていないとも言えるのです。

社長がマーケティングを兼任することが多い

 時代や業績、あるいは機能性にも応じて、組織のスリム化やそれに伴った人材採用や配置など、最適化が求められています。スタートアップのベンチャーや中小企業の社長であれば、営業も人事採用も財務経理もやるというケースは珍しくありません。また、マーケティング分野、商品開発や商品改善、広告出稿や販促計画、小売業であれば店舗の出店戦略など、こうした意思決定も社長自ら行うということもよくあります。しかし、“人がいないからマーケティングの仕事を自分がやる”という訳ではなく、これらは規模・コストの大小はありますが、どれ一つにとっても、経営判断が必要となるために、そのスピードや決裁権と言う点を考慮して、社長が行うということもあるのです。


 要は、マーケティング活動は経営に密接に関係しているので、その点を一番理解して一番最適な決断を取れるのが社長というだけという状況です。このような理由から、企業が成長して組織が拡大していったとしても、マーケティング部署は社長直轄の部署になることが多いのです。マーケティングと経営の関係というのは、密接に関わり合うものです。それぞれの役割に境界線を設けることがベストでななく、目標やミッションを共有して、マーケティングの観点と経営の観点で議論することで、会社は成長します。

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