1. 【限られたリソースを無駄にしない】マーケティング戦略を立てる前に「現状分析」を行う必要性

【限られたリソースを無駄にしない】マーケティング戦略を立てる前に「現状分析」を行う必要性

by arturodonate
 マーケティングとは顧客が真に求める商品やサービスを探求して作り出し、その情報を広告・プロモーションして届け、そして顧客がその商品を効果的に得られるようにする一連の活動を概念として表しています。また「モノやサービスを顧客に買ってもらう仕組みづくり」と一言で言われることもあるでしょう。

 よく企業の現場では広告・プロモーションやブランディングを考える部署がマーケティング部として名称付けられたりすることで、それらがマーケティングそのものを指すような意味合いに捉えられたりすることもありますが、これは間違いです。そこで今回はそのマーケティングを行う上で、現状分析を行う必要性について解説していきます。

1. 現状分析はマーケティングのスタート

 何か新しい商品やサービス、あるいはコンセプトを考えて、「これは他になく斬新だ、顧客も満足するに違いない」と断定して店を構えてみたら、実際に類似したサービスは既に存在していた、なんてことは意外にあるのです。また、全く新しいサービスではあったけど、全くニーズが無かったというケースが多くあります。

 大企業や資金が潤沢にある企業であれば、こうしたケースは致命傷に至らないかもしれませんが、スタートアップのベンチャーの場合はどうでしょう。その先に見えるのは苦難です。そういった事態を回避する上で必要なのが現状分析。市場はあるのか、商品に優位性はあるのか、このタイミングで良いのか、打ち出す価格や立地にベネフィットはあるのかなど、マーケティング手法を用いて様々な角度からの現状分析が必要になります。

2. 目的の明確化

 戦略を立てる前に現状分析をすることで、開発しようとしている商品やサービス自体の価値に気づけることがあります。一見価値のある商品であると思っても、市場環境や顧客ニーズを洗い出す中で、そもそもこれって本当に必要なサービスなのかどうか?という疑問が挙がるでしょう。そのプロセスこそが重要なのです。

 商品やサービスを創造する主体者にとって、それは有意義な活動であり、ある種の使命感に満ちたものとも言えるでしょう。しかしそれ故に、商品やサービスがいつの間にか一人歩きして、市場にニーズがあるかどうかが二の次になってしまうことがよくあります。

 大切なことは、商品やサービスの存在意義や価値であり、それを創る目的です。現状分析を行うことで、その目的は少しずつ明確化されていくでしょう。仮に明確でないまま商品が開発され、流通されて、それがヒットしたとすれば、それは戦略を伴わない偶然の産物と言えるのです。


 以上、マーケティングを行う上で「現状分析」を行う必要性について解説してきました。ベンチャーや中小企業など、リソースが限られている企業ほど緻密な現状分析を行った上で、戦略を練っていくようにすべきでしょう。

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