1. "小さな達成感"を与え続ける!ヒットする「ソーシャルゲーム」の裏にある効果的なマーケティング戦略

"小さな達成感"を与え続ける!ヒットする「ソーシャルゲーム」の裏にある効果的なマーケティング戦略

by The U.S. Army
 各ソーシャルゲーム制作会社は、日々新たなゲーム開発競争にしのぎをけずっていると思います。そして、より多くのユーザーを獲得すべく、イベントや交通広告、CM等、大々的なプロモーションや広告活動を行うケースも増えており、その競争環境は日々激しくなる一方です。こうした環境下において、現代のゲーム開発においてはどのようなマーケティング戦略が求められているのでしょうか。

小さな達成感を細切れにユーザーに提供

 Wiiやプレステといった据置型ゲームと違い、スキマ時間や移動時間にも利用されることが多いソーシャルゲーム。インストール(購入)のハードルも低い分、一度やってみて面白くなかったり、何らかの達成感を得られなければ、ユーザーはすぐにそのゲームを辞めてしまうでしょう。面白いかどうかはコンテンツの出来次第に関わる点なので、その点は割愛するとして、大事なことは、短時間でも何らかの目標がクリアでき、そのインセンティブが受けられるような戦略的な仕組みづくりです。

 そこで、パズルやクイズゲーム、そしてロールプレイングゲームであっても、ステージを細かく分類して、1つのステージを達成するごとにボーナスポイントがゲットできたり、新たなアイテムを購入できるチャンスを設けたりといった工夫は有効で、顧客(ユーザー)とステージごとに効果的なコミュニケーションを取ることは、ゲームをプレイすることの継続率を高めることに繋がるのです。

コミュニティの形成

 自分が夢中になっているゲームを友達や知り合いにも勧めると両者に何らかのインセンティブが発生するものがあります。これはソーシャルやWeb上だけのマーケティング手法に限ったことではなくオフライン上でのマーケティング手法としても確立されています。ただ、ソーシャルゲームに関してはネットを通じていつでもどこでも即時紹介を可能にすることがより効果的なマーケティング手法と言えます。

 そしてさらに注目したいのが、これまでゲームは個人が楽しむのが一般的だったのに対して、今ではみんなで楽しむものであり、同じ趣味や価値観を持った者同士で盛り上がれるコミュニティ形成が可能になったということです。ユーザー同士で競い合いながら、また協力しながら盛り上がることができるゲームにおいては、ゲームの継続率も高まる傾向が強くあります。

 「友達がやっていて勧められたから」といって始めた人がいつの間にか、本人よりも夢中になってしまうことはよくあるのです。そして、継続率が高まるゲームには課金率も伸びていく傾向があります。ユーザーがつい課金してしまう心理としては「目標をクリアしたい」といった達成意欲もありますが、「小額だから」といった理由も重要です。ゲーム制作を行う各社は、こうした観点を踏まえて、マーケティング戦略を考えています。

 現代のソーシャルゲームは以前の空いている時間、その場限りで楽しむゲームから、少しでも長く、そして多くの人と交流しながら楽しめるようなゲームへと変貌をとげているという点を意識しておきましょう。

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