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ソーシャルゲームアプリのマーケティングを行う上でやっておくべきこと

Kazuhiko Tanabe

2014/04/15(最終更新日:2014/04/15)


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by striatic
 ソーシャルゲームは国内ではGREEやMobageをはじめ、パズルやペット育成、恋愛シミュレーション、スポーツなど様々なジャンルで日々開発されています。各種プラットフォームのAPI公開に伴い、その開発競争は一気に加速し、ソーシャルゲーム業界全体の活況はここ数年で目覚ましいものがあります。ただし利益的な観点から言うと、競合がひしめくあまり、大半のアプリは埋もれがちになり、なかなか消費者にリーチできず収益化は容易ではないのが現状です。では、どんな戦略を実行していけばよいのでしょうか。

事前プロモーションによるユーザー獲得

 これまでは、ゲーム等アプリのリリース後に、広告出稿を行い、ランキングアップをはかり自然流入を増やすという流れが一般的でした。しかし近年では、アプリのリリース前から大々的にプロモーション活動を行い、ユーザーの獲得をまず行うという流れに移行しつつあります。こうした事前プロモーションで獲得したユーザーというのは、リリース後の口コミやランキング上位がきっかけで流入するユーザーよりもゲームへの興味度が高く、課金率や継続率は高いと言われています。

 マーケティング戦略として、リリース前と後のプロモーション費用の予算計画、リリース直後に提供できる特典などのサービス設計を行うことは必須です。ソーシャルゲームアプリの市場規模も年々拡大すると同時に新規参入も増えています。リリース前からユーザーをどの程度まで集められるかはそのゲームの成功の鍵を握っていると言えるのではないでしょうか。

過去の事例や競合研究からの考察 

 ゲームアプリは有料・無料によりそのインストール率は異なります。またゲームのジャンルによっては、継続率が高いものと低いもの、課金率が高いものと低いものなどにも別れます。歴史的ヒットとなったゲームには飽きさせない工夫があり、続ける楽しさがそこにあります。これは実際にゲームをやってみなければわからないことです。

 また、ソーシャルゲームのユーザーには特徴があってそれを分類した上でのリサーチが効果的ということを覚えておきましょう。ゲームを通じて得られる地位や名誉といった達成感に繋がる充足感のようなものを求めている人もいれば、友人とのコミュニケーションの1つとして捉えている人、そして単なる暇つぶしの為にゲームをする人もいるのです。

 どんなユーザーをターゲットとしているかによって、ゲームの開発ジャンルも異なれば、課金のタイミングやその手法は様々で、それに合わせた工夫が必要です。他にも口コミや友人同士の紹介機能を追加して特典を得て宣伝効果をもたらすという仕組みづくりはソーシャルゲームアプリのマーケティング手法として基本です。


 以上、ソーシャルゲームアプリのマーケティングを行う上でやっておくべきことについて考察してきました。どんなに面白いコンテンツであっても収益化(マネタイズ)できないゲームでは意味がないので、是非マーケティングはしっかり行っておきましょう。

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