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仕事での「チームワーク」を高めるために知っておくべき「目標設定の方法」3つのポイント

Shingo Hirono

2014/04/16(最終更新日:2014/04/16)


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by woodleywonderworks
 複数の人間が関わる仕事を行う上で重要な意味を持つのが「チームワーク」です。チームワークが正しく発揮されれば、チームのポテンシャルを生かした素晴らしい仕事を実行することができますが、チームワークがうまく働かない場合は個々人の持つ能力を生かし切れず、品質の低い仕事しか行うことができなくなってしまいます。

 チームワークを引き出すために重要になってくるのが、仕事の目標です。目標を定めることで地チームの意思を統一し、最大限のパフォーマンスを発揮することが可能になるでしょう。今回は、仕事での「チームワーク」を高めるための目標設定の方法を紹介します。

1. 数値目標を設定する

 目標とは達成までの道のりを知るための目安でもあります。抽象的な目標を設定しまうと、現在の仕事がどの程度まで進んでいるのかの把握が困難になり、達成できるのかどうかという不安感がチーム内に芽生えてしまうでしょう。

 仕事の進捗状況をチーム全員が認識し、モチベーションを維持しながら仕事を担当するために有効なのが「数値目標」です。数値目標ならば基準が一目で認識できますし、現在どの程度の達成度なのかをすぐに把握することができます。

 チーム全員が等しく目標を共有できるため、メンバー間での認識のずれが生じる心配もありません。全員が一丸となって目標達成に向けて進むチームワークを確保するには、数値目標が最適です。

2. 魅力のある目標を設定する

 その目標を実現することが魅力的であればあるほど、メンバーは仕事を最優先に考えて働くようになります。魅力というと報酬や待遇のことだと思いがちですが、単純な利益だけでは人の心を掴むことは不可能です。

 人間の心は、案外単純な利益で動かすのは難しいもの。やっていて誇りを感じられる、行動することに正義がある、社会的意義が生まれるなど、個人的利益以外のところに魅力が生まれるような目標を設定すると、仕事そのものに誇りややりがいが生まれ、全体のチームがアップするでしょう。

3. 実現可能性のある目標を設定する

 目標は大きければ良い、というものではありません。大きな目標を持つのは悪いことではありませんが、あまりにも実現可能性が低い目標を設定してしまうと、メンバーの士気が下がってチームワークも低下してしまいます。

 チームの能力や条件などを総合的に考え、メンバー全員が全力で努力すればギリギリ達成可能な水準に目標を設定すると、チームが一丸となって全力で仕事に取り組むようになり、チームワークを最大限に引き出すことができるでしょう。


 チームワークは集団作業の基本であり、最も必要な要素でもあります。目標はチームワークを引き出すためのツールでもあり、目標によって発揮される実力は大きく変わります。すべての人間が気持ちよく最高の仕事ができるような目標を設定して、仕事を充実したものにすることを目指してください。

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