1. 「ロジカルシンキング」をビジネスシーンで実践する時に気をつけておきたい3つのポイント

「ロジカルシンキング」をビジネスシーンで実践する時に気をつけておきたい3つのポイント

by Frederic Mancosu
 ロジカルシンキングをビジネスシーンで実践する事で生まれるメリットは、大きいものがありますが、ロジカルシンキングを実践する時は細心の注意を払って実践しなければなりません。

 ロジカルシンキングは様々な場面で応用可能な思考法ですが、使い方を誤れば失敗を招く原因になってしまうのです。今回は、ロジカルシンキングをビジネスシーンで実践する時に気をつけたいことを紹介します。

1. 解釈の重要性

 ロジカルシンキングとは、物事を論理的に理解し順序立てて構成するのに便利な思考法です。ロジカルシンキングを利用してデータ分析を行えば、客観的事実に基づいた分析が可能になり、第三者にも理解可能な形で事実を提示できるようになります。

 しかし、ただ分析や調査をしただけでは、データの価値はありません。分析によって導かれた結果が何を示しているのかということを正確に解釈できなければ、ロジカルシンキングが中途半端に終わってしまうでしょう。

 ロジカルシンキングは物事を正確に理解し、正しく向き合うためのスキル。調査や分析は重要な作業ですが、それがロジカルシンキングの全てではありません。導き出された結論を正しく解釈して、初めてロジカルシンキングを実践できたことになります。

2. 偏見の排除

 ロジカルシンキングで対象を正しく理解し分析するためには、客観的事実に基づいて調査や分析を行う必要があります。もし分析や調査に個人的な感情が入ってしまった場合、ロジカルシンキングを正しく実践することができなくなり、一見論理的に見えても誤った結果が導き出されてしまうでしょう。

 対象に対して思い入れや願望がある場合、調査時に自分が望むようなデータを無意識に集めてしまうことがあります。自分にとって都合のいいデータを集めたり、望ましい解釈をしてしまうことは人間である以上、誰にでも起こり得る事態と言えるでしょう。

 ですから、偏りや偏見が入り込む余地があることをあらかじめ自覚して、感情的な要素が入る余地のない枠組み作りをすることが、ロジカルシンキングを正しく実践するために求められる姿勢です。

3. 多様性の尊重

 ロジカルシンキングは、対象を論理的に分析して理解するスキルですが、調査対象の状態や重点度を置くポイントが異なれば導き出される結論も異なります。生産者に注目する場合と顧客に注目する場合では、同じ市場分析を行う場合でも、得られる結論が異なることは十分にあり得ることです。

 すべての条件やデータを正確に把握することが不可能な以上、ロジカルシンキングの結果が異なる可能性は十分にある、ということを覚えておきましょう。ロジカルシンキングに自信があるあまり他者の意見を排除してしまうと、有益な意見を見逃してしまう可能性があります。


 ロジカルシンキングを実践するためには、正確さと柔軟性の両方を確保しなければなりません。ロジカルシンキングが論理的な思考法であるからこその欠陥を自覚し、なるべく正確に活用する努力が重要になるでしょう。

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