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[どうちがうの?]ロジカルシンキングの思考プロセスと通常の思考プロセスの違い

Tobayashi

2014/04/13(最終更新日:2014/04/13)


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by angelocesare
 みなさんはロジカルシンキングについて聞いたことがありますか?外資系のコンサルティング会社出身の著者が書いた本などに、よく書かれていますよね。著名な大前研一氏も、このロジカルシンキングについてよくインタビューなどで語っていますし、著書の中でもよく出てきます。今回はロジカルシンキングの思考プロセスと通常の思考プロセスの違いについてご紹介します。

ロジカルシンキングとは何か

 そもそもロジカルシンキングとは一体どのようなものでしょうか?ロジカルシンキングは直訳すると論理的思考という意味になり、外資系のコンサルティング会社でよく使われる思考方式です。 フレームワークとはこれはある一定の枠組みを使用するということになります。
 
 代表的なものはマッキンゼーによって提唱された7Sがあります。これは、 戦略(Strategy)組織(Structure)システム(System)価値観(Shared Value)スキル(Skill)人材(Staff)スタイル(Style)の7つの頭文字を取ったものです。つまり組織の運営を考える上での大前提として、この7Sが漏れなく重複すること無く存在することが重要であるという考えのもと、ロジカルシンキングを使用して考えるということになります。

 ロジカルシンキングのミーシーMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)とは、漏れなく重複すること無くという思考のフレームワークで、問題を推定する時などに使用します。これは漏れがあるとミスがおこりますし、重複してしまうと、ただのムダになってしまいます。つまり、効率のいい思考方式を生み出すための方式といえるでしょう。ピラミッドストラクチャーは思考の方式をわかりやすく分類する方法であるといえます。つまり、どんな結論に至るプロセスについても、その下部に位置づけられる思考があることになり、その思考を体系立てて分類することにより、明瞭化や視覚化をすることができます。

ロジカルシンキングの三段論法とは何か

 それではロジカルシンキングの三段論法とはどのようなものでしょうか?それは大前提、小前提、結論の思考プロセスになります。詳しく例をあげて以下で説明します。

大前提
雨が降るとぬれる
小前提
雨が降っていても傘をさせばぬれない
結論
したがって、傘が必要である

 このことがロジカルシンキングの三段階論法です。大事なのは前提が変わると結論も変わることです。つまり、経営環境が変わると結論も変わるということです。お客様のニーズが変わってしまうと、今までと同じことをしても前提条件が変わっているのですから結論も変わり、その行動が間違いになってしまうということも十分ありえるのです。

 もちろんこの三段階論法を使用するにも一定の能力と経験が必要になります。三段階論法とは一定の結論を生み出すための推定論の方法であるということが言えます。

 通常の考え方に比べて、ロジカルシンキングは体系立てて考えることができます。そのため、結論に対しての考え方が違ってきますのでコンサルティング会社などで採用されているのです。通常の思考プロセスでは、結論に対しての意味も不明瞭になってしまう場合も、ロジカルシンキングの考え方を使うことにより明確に意味を持って結論に至ることができやすくなるのです。

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