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【クライアントの心を掴む】企画の「提案の仕方」3つのポイント

Shingo Hirono

2014/04/12(最終更新日:2014/04/12)


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by U.S. Embassy Tel Aviv
 ビジネスを行う上でクライアントは重要な存在です。クライアントの要望に応えるだけでなく、上手に提案をすることでクライアントをうまく動かし、より大きなビジネスを行うことが可能になるでしょう。また、提案の仕方ひとつでクライアントの気持ちは大きく変わります。今回は、クライアントをその気にさせる上手な提案の仕方を紹介しましょう。

1. 具体的な利益を示す

 クライアントが知りたいのは、提案された企画が実現するとどのような利益が生まれるのか、ということです。ビジネスである以上、利益の見込めない企画が採用される可能性はゼロに等しく、利益を具体的な形で示せるかどうかが提案の運命を握っているといっても過言ではありません。

 企画の内容だけでなく、費用や見込める成果を具体的に示すことでクライアントが得るであろう利益を示すことが可能になります。利益が大きければ大きいほどクライアントはその気になり、企画が通る可能性も高まるでしょう。どんなに大きい利益であっても、裏付けや具体性が伴わない提案ではクライアントを説得することは不可能です。市場調査の結果や類似企画の利益をサンプルとして提示し、提案に具体性と説得力を持たせる仕方を工夫してください。

2. 順序立てて離す

 クライアントに提案を理解してもらうためには、企画の中身を理解しやすいようにプレゼンする必要があります。大げさな表現や派手な演出は人目を引く効果はありますが、理解しやすさを考えた場合、重要なのは順序立てて話をすることです。

 企画のテーマから目的、具体的な計画から予想される利益までを順序立てて説明することで提案全体の流れをつかむことが可能になり、企画に対する深い理解が得られます。企画に対する深い理解を得ることができれば、クライアントは必ず貴方の提案に対して興味を示すはず。第一にクライアントの理解を深めることを考えて、論理的かつ順序立てた説明を心がけてください。

3. 必要な物を提示する

 あなたの提案には何が必要なのか、それをしっかりと示すことができなければ、クライアントは提案に関して不安を感じてしまいます。企画実現のためには何が必要なのか、調達の目安は立っているのか、ということをしっかりと示すことで企画に現実的な実現可能性が付与され、クライアントの提案に対する関心を高めることが可能です。

 イベントの企画を提示する場合、必要な会場や人員、設備の手配や機材の調達方法などを調べておかないと、提案が単なる絵空事になってしまいますが、事前に必要なものや予算を調べておけば、あなたの提案は実現可能な企画ということになります。クライアントは、提案が本当に実現可能なものなのかどうか、ということを気にするもの。その点がクリアできれば、実現に向けて大きく前進することになるでしょう。


 クライアントの関心を集めるためには、提案に現実味がある、ということを示さなくてはいけません。どんなに優れた企画でも、実現不可能な企画には意味がないのです。提案が実現可能なものであることを示すことでクライアントはその気になり、企画が採用される確率は高まるでしょう。

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