1. 販売戦略として「プロダクトアウト」を実践するときに気をつけたい2つのコト

販売戦略として「プロダクトアウト」を実践するときに気をつけたい2つのコト

by MAZZALIARMADI.IT
 提供者側の技術屋計画を優先して活動方針を決めるプロダクトアウトを販売戦略に応用する場合、慎重に導入しないと成功には結びつきません。

 プロダクトアウトにはメリットもありますが、同時に潜在するリスクもあります。リスク回避のために様々なことに注意しなければ、販売戦略を成功させることは不可能でしょう。今回は、販売戦略としてプロダクトアウトをするときに気をつけたいことを紹介します。

1. 常に最高の商品を提供する

 プロダクトアウトを販売戦略に導入する場合、もっとも銃時事なければいけないのが商品の持つ性能や品質といったクオリティです。プロダクトアウトを成功させるキーポイントは、商品自体のクオリティにあるといっても過言ではありません。クオリティの高い製品が顧客の新たなニーズを引き起こし、販売戦略を成功に導きます。

 プロダクトアウトで提供される商品は、必ずしも顧客のニーズに沿ったものではありません。その商品は提供側の事情によって開発されたものであり、顧客のニーズとは無関係に存在するものだからです。

 このような状態において商品が市場で優位性を獲得するためには、顧客自身も気づいていなかったような新しい価値観を提供し、まったく新しいニーズによって生まれた新市場を開拓しなければいけません。商品自体のクオリティが高ければ、既存商品と競争することなく新しい顧客を獲得することが可能になります。

2. 差別化を達成する

 プロダクトアウトによる販売戦略を優位に進めるためには、提供する商品が既存商品とは明確に異なるものでなくてはいけません。顧客のニーズを調査して生み出されたマーケットインタイプの商品は、質的な差はあっても基本的には顧客の要望に基づいて開発された商品です。顧客が求めている商品を提供しているわけですから、プロダクトアウトタイプの商品よりも顧客の満足度を高める商品ということになります。

 プロダクトアウトで生み出された商品は、必ずしも顧客の願望を充足させるものではありません。そのような商品を顧客に購入してもらうためには、願望の充足という価値を超えるだけのものを提供する特別な商品でなければ、競争に勝ち抜くことは不可能です。

 明確な差別化が達成されていれば、顧客は既存商品にはない価値を求めてプロダクトアウトによって生み出された商品を購入するようになります。プロダクトアウトの商品が同じ条件でマーケットインの商品と争っても不利にしかなりません。同じ土俵に立たず、明確に差別化をすることで新たな価値を提供するような販売戦略が、顧客を獲得するために重要になります。


 プロダクトアウトを販売戦略に用いるといっても、顧客の気持ちを無視して行動することは許されません。プロダクトアウトの販売戦略はスタートのポジションが提供者側にあるだけのことであり「顧客の気持ちをつかむ商品を提供する」というマーケティングの基本戦略から外れているわけではない、ということを覚えておきましょう。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する