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マーケティング用語として知っておきたい「インサイト」の基礎知識

U-NOTE編集部

2018/08/29(最終更新日:2018/08/29)


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 マーケティング用語として、しばしば使われる「インサイト」。なんとなく使いやすい言葉であるため、正しい意味を知らないまま使用している人もいる。

 よく意味を知らないまま使って、恥をかかないように、今回はマーケティングを行う上で知っておきたい「インサイト」の意味について説明したい。

「インサイト」の意味とは何か

マーケティングにおける「インサイト」の意味は、相手の立場で考えた時の“視点”

 「インサイト」とは、直訳すると「洞察力、見識」「視野に入る」という意味。

 マーケティングにおける「インサイト」とは、相手の視点に立って相手のことを考えたときに相手がどのように思っているのかという視点のことを意味している。

コンシューマ・インサイト=消費者の視点

 特に「インサイト」という言葉は、コンシューマ・インサイトといった「消費者の視点、心理」という意味合いで使用されることが多い

 消費者の隠れたニーズや潜在的意識を消費行動に引き出すために、どのようにしたら良いのか?と考える際に用いられているのだ。

ビジネスシーンで使われる「インサイト」の意味は「誰かの潜在的な欲求」

 マーケティングにおいて「インサイト」は、さまざまな人の視点に立って、どうしたら消費者を動かすことができるのか?と話し合われる際に使う言葉だ。

 ビジネスシーンで「インサイト」と耳にしたら、話し合いの中でターゲットとされている人の「行動や態度の根底にある本音、確信。潜在的な欲求」という意味で“インサイト”という言葉を使っていると認識しよう。

「インサイト」という言葉が生まれた背景とは

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インサイトという言葉の誕生背景にある「消費者の変化」

 マーケットにおいて、インサイトという言葉が生まれたのは、消費者がモノをあまり買わなくなってきたことが背景にある。

 どれだけ良い商品を出したとしても、その商品自体にそもそも興味がなかったり、商品があってもすでに従来の品の物でも満足してしまったりしているため、商品が今まで通り売れなくなってきたのだ。

 顧客の要望を聞いて商品を改善しても売上が伸び悩み、どうすれば売上拡大できるのか?ということを考えたときに、「消費者の隠れた本音や言葉に表れてこない視点」を探るために「インサイト」という言葉が出てきたのだ。

消費者目線の隠れた本音を見つけ出し、新規顧客の獲得へ!

 「インサイト」という言葉が誕生してから、企業は相手の視点に立って、自分が相手の立場ならどのように思うのか?と想像するようになった。

 現在の商品開発やサービス改善などは、企業が消費者の本音を考え抜いた上の結果なのだ。


 マーケティング用語として今では当然のように使われる「インサイト」。言葉の誕生の裏側には、“消費者の変化”という大きな時代の変化があったのだ。

 「インサイト」の登場によって、企業は今まで見えてこなかった消費者目線の隠れた本音や無意識の部分を発見することができ、新たな顧客の獲得に繋がっていった。

 マーケティングの基礎ともいえる「インサイト」。マーケティングに関わるビジネスパーソンなら、インサイトの意味と言葉の誕生背景をきちんと把握した上で使おう。

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