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学力は意外と見られていない!?企業の新卒採用で「筆記試験」が果たす役割

uedazyunpei

2014/04/25(最終更新日:2014/04/25)


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by Ian Sane
 大学1、2年生の人の人にとって、就職活動はまだ先の話かもしれません。しかし、何事も準備が大切です。また、企業の行うテストは受験勉強のようなことを必要としません。企業が学生に何を求めているのかを知ることは、これから就職活動まで自分が何をすれば良いかを知る手助けにもなります。今回は、新卒採用の筆記試験の内容について簡単に紹介していきます。

1. 企業の筆記試験

 大学生にとって筆記試験と聞くと漠然と学校のテストのようなものと考えてしまうかもしれません。試験勉強や受験勉強のときのような感覚をすぐ抱いてしまいがちでしょう。しかし企業における筆記試験に関して専門的な知識を試す筆記試験は電気系や製造系、化学系の一部に限られており、全体的には少ないといわれています。

 専門的な知識を要請する仕事に関してはむしろ資格などを目安にします。そういった筆記試験はむしろ少なく多くの場合、企業の筆記試験とは性格の適性や、文章作成能力などを判定するための能力適正試験を行います。

2. 適正筆記試験の内容

 企業が行う適正試験において主に性格適正試験と能力適正試験です。性格適正試験とはその人の行動や感情、傾向などを推し量り、企業や職場の環境、人間関係に適応できるかを峻別します。また能力適正試験に関しては、文章能力や計算や数字に関する力、論理的な思考ができるかどうかということを適正試験によって判断していく材料にします。これらはSPIと呼ばれ、参考書や問題集が多く出版されているので書店で目を通してみましょう。

3. なぜテストを行うの?

 そういった企業の適性試験において、受験勉強のような対策は基本的にはあまり意味がなく、企業にとっては学生のポテンシャルを見るという趣向が強くにじみ出ます。

 その限りにおいて学生の側はどういった対策が可能かというと、やはり学生時代に人間性を育てるということに尽きます。勉強や経験を通じていかに自分を成長させることができるか、またどうやって自分を成長させる努力をしてきたかが重要になります。


 企業が新卒採用時に行う筆記試験の多くは、適正試験です。主に性格適正試験と能力適正試験があります。企業はそれによって職場や会社に適応できるかを見て、採用する人間にどんな仕事が適しているかを推し量ります。こういった試験に関しては、得点を取るということではなく自分という人間の適性が見られるのですから、対策することではなくそれまでにどのような人間になっていることができるかにかかっています。

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