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メンタルが弱い人が仕事でミスをしないために実践したい3つの方法

Shingo Hirono

2014/04/08(最終更新日:2014/04/08)


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 仕事の能力が劣っていたり、必要なスキルが身についていないわけではないにも関わらず、メンタル面が弱いためにミスをしてしまうという人が少なくありません。「自分はメンタルが弱い」という自覚を強く持っているほど、ミスが増える傾向があるのです。ここでは、そうした人が仕事でミスをしないために実践したい3つの方法を紹介します。

1. プラス思考の自己暗示

 メンタル面の弱い人は、マイナス思考をする傾向が強いものです。気持ちの弱さから仕事でミスをした経験があると、「また今度もミスしてしまうのではないか」と思い、それが新たなミスを生んでしまう。それがさらに不安を生み、マイナス思考をするというパターン。このパターンから抜け出すには、思考方法を変えるしかありません。

 例えば、水を一杯に張ったスープ皿を離れた場所まで移動するとしましょう。少しでも揺らすと水がこぼれてしまいそうな浅い皿です。その時、水をこぼさないようにするためには、どういう思考法をすればいいか考えてみましょう。メンタルの弱い人はおそらく「水をこぼしたらどうしよう」と思い、「水をこぼしてしまう自分」をイメージしてしまうのではないでしょうか。そして「こぼさないように、こぼさないように」と自分に言い聞かせます。これは、逆効果です。「こぼさない」という意識が緊張感を生み、失敗へと繋がってしまうでしょう。

 有効な自己暗示は「こぼさない」ではなく、「うまくいく」です。同じことを言っているようですが、「~ない」という否定語を使わないところがポイント。「自分はきっとうまく行く」と自己暗示をかけるのです。これは仕事でも同じ。「自分はきっとこの仕事をうまくできる」という自己暗示をかけること。「自分は失敗しない」ではなく、あくまでも「うまくできる」です。

2. イメージトレーニング

 もう1つの方法は、仕事の成功のイメージトレーニングです。先ほどの例で説明しますと、皿を運び始める前に、水を1滴もこぼさずに皿を移動する自分をイメージするのです。皿を持つ自分、運ぶ自分、無事皿を運び終えた自分を、できるだけリアルにイメージします。成功までの過程と結果をイメージすることによって、成功率を高める方法です。

 同じように、仕事の段取りを頭の中で思い描きながら、みごとそれをやり遂げる自分をイメージしてみましょう。完遂したときに味わう充足感までイメージできれば、仕事はもう成功したようなものです。

3. 十分な準備

 そうした2つの思考法を常に心がけ、実践するとともに、実際に仕事を始める前に十分な準備をすることも有効な方法です。しっかりした準備をし、段取りを考えてから仕事を始めましょう。「これだけ緻密な準備をしたのだから大丈夫だ」という自信につながるはず。これはメンタルな弱さを補う実践方法と言っていいでしょう。


 1つの成功が自信につながり、次の仕事に良い影響を与えます。それを繰り返していけば、ミスがなくなるだけでなく、メンタルな弱さそのものを解消できることでしょう。

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