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組織を活性化させるために掲げておくべき「目標」の3つの策定ポイント

Shingo Hirono

2014/04/08(最終更新日:2014/04/08)


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by Tulane Public Relations
 組織運営で最も重要なのは組織の活性化。どんな目的を目指す組織であっても、活力を失った組織には人も資金も集まりません。常に活性化を意識した組織運営を実践することで、より良い組織へと成長し目的に向かって一歩筒歩んでいくことが可能になります。組織の活性化に大きな役割を果たすのが「目標」です。今回は、組織を活性化させるために掲げておくべき目標のポイントついて解説します。

達成可能な目標を設定する

 どんなに立派な目標であっても、それが達成可能な目標でなければ組織のメンバーの意欲は下がり、組織の活力は失われてしまいます。大きな目標を目指して組織運営を行っていくのは悪いことではありませんが、あまりに目標達成までの道のりが長すぎると士気が続かなくなってしまいますし、どのような方法で目標に近づけばいいのかが不明確になってしまいます。

 目標を立てるときは組織全体の能力を考慮し、達成可能なレベルを目標に設定しましょう。目標を最終目標、年間目標、週間目標といくつかに区切って設定するのも効果的です。貯金の目標が定まれば組織も達成を目指して活性化しますし、より身近な目標を立てることで達成までの難易度を下げることが可能になります。

測定可能な目標を設定する

 目標は具体的で客観的に測定可能なものにすることが重要です。具体的で測定可能な目標であれば達成度を簡単に測ることができますし、組織が目指すべき目標も明確になります。「売上アップ」という目標は向かうべき方向は示せていますが、このままでは具体性に欠ける目標です。「前月比5パーセント売上アップ」というように目標を設定すれば、具体的な数字がはっきりと全員に示されていますから目標に向けての意欲が高まり、後日結果を検証するときも達成しているかどうかが一目ではっきりとわかります。

 数値が使えればなるべく数値目標を設定したほうが、直接的な組織活性化作用が期待できます。数値が使用できない場合は、顧客の聞き取り調査や参加者の相互評価などを通じて目標達成度を測定してください。

ポジティブな目標を設定する

 目標は組織のメンバーが進むべき道を示すものです。なるべくポジティブな目標を設定することで前向きの意思が生まれ、目標達成に向けて組織全体が活性化していきます。「販売数を減らさない」という表現では、目標としてはやや後ろ向きなイメージを与えてしまうでしょう。「販売数減少に歯止めをかけ好転を目指す」という風に目標を書き換えれば、同じ内容の目標でも受け取る側のイメージは前向きなものとなり、組織の活性化に大きく貢献するはずです。


 活力のかける組織は断端と衰退していってしまい、目標達成に向けた意欲も失われてしまいます。組織を活性化するのに重要なのは、メンバーの動機づけです。活動の持つ意義を再認識し、活動に対する意欲を取り戻すことができれば組織は必ず活性化するでしょう。目標の持つ役割は、活性化に向けた動機付けの第一歩に他なりません。受け取る側の心をつかむような目標を設定して、組織の活性化を達成してください。

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