1. 企業がマーケティング戦略を策定する上で知っておきたい3つの原則

企業がマーケティング戦略を策定する上で知っておきたい3つの原則

by CJ Isherwood
 ビジネスにマーケティング戦略を導入する場合、押さえておかなければならない原則というものがあります。マーケティング戦略というと小手先の技術にこだわりがちですが、戦略根本となる原則を押さえておかなければ、どのようなマーケティングも意味を成しません。今回は、マーケティング戦略を策定する上で知っておきたい「原則」を紹介します。

1. マーケティング戦略は消費者本位でなければならない

 マーケティング戦略とは、消費者の潜在的な欲求を汲み上げる作業に他なりません。企業が消費者の欲求を的確に汲み上げ、その欲求を満たすような製品を提供することに成功すればマーケティング戦略は成功したといえます。ここで忘れてはいけないのは、先に立つべきは消費者の欲求であり、企業行動は常に消費者に対して従属的でなければならない、ということです。企業側が売りたい製品や提供したいと考えているサービスを押し付けるだけでは、正しいマーケティング戦略とは言えません。

 マーケティング戦略のスタートは消費者の欲求からスタートするものであり、企業側の希望や願望を満たすためのものではないということを覚えておきましょう。

2. マーケティング戦略では新規顧客の獲得を目指す

 マーケティング戦略の目的は、企業の新規顧客獲得です。新たな顧客を獲得することが利益につながり、企業の安定的な発展を実現します。新規顧客の獲得を広義に解釈すれば、既存顧客の客単価の上昇もマーケティング戦略に含まれますが、狭義のマーケティング戦略では新規顧客とは、企業にとっての新たな顧客そのものを意味するのです。

 既存顧客の客単価の上昇は短期的には企業の利益を上昇させますが、長期的な利益に対しての影響は限定的なものにとどまります。なぜなら消費者個人の消費能力には限界があり、収入以上の消費は不可能だからです。1人が100万円消費するのと100人が1万円ずつ消費するのは数字の上では等しい結果になりますが、マーケティング戦略が目指すべき状態は後者になります。

3. マーケティング戦略は経営のすべてにかかわる

 マーケティング戦略は市場に対する企業のかかわり方を決める戦略です。マーケティング戦略が企業行動に影響を与えるのは販売や広告といった一部門にとどまらず、企業行動全体にまで及びます。マーケティング戦略は製品の開発から広告、集客、販売、アフターサービスに至るまですべての要素を考慮しなくてはいけません。ある一部門だけにマーケティング戦略を導入しても、その効果は限定的なものにとどまるでしょう。

 マーケティング戦略の効果を最大限に発揮挿せるためには、消費者の分析によって得られた結果を正しくフィードバックし、企業全体の活動に反映させる必要があるのです。


 マーケティング戦略を導入する企業は増加していますが、原則を外れたマーケティング戦略は意味のないものになります。企業の現状を分析し、最適な戦略をとることが真のマーケティング戦略と言えるでしょう。原則さえ押さえておけば、マーケティング戦略の考え方はあらゆる部門に応用可能です。

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