1. マーケティングの基本用語として知っておくべき「ニーズ」と「ウォンツ」の違い

マーケティングの基本用語として知っておくべき「ニーズ」と「ウォンツ」の違い

by chez_sugi
 企業が提供するものに対して、その価値を認めた人たちが代価を支払うことで、会社は成り立っていきます。価値を認めてもらうには、消費者が何を求めているのかをまず知る必要があります。それがマーケティングの基本です。では、その際に知っておくべき用語を紹介していきましょう。

マーケティングの基本は「分析」

 どんなマーケティングにも共通することと言えば、 分析です。今がどんな状態なのか、これからどうなっていくのかということを分析しなければ、何も始めることが出来ないからです。この分析の作業において、 「ニーズ」と「ウォンツ」という用語が出てきますが、それは一体どのようなものなのでしょうか。

ニーズとウォンツの共通点

 ニーズとウォンツの共通点は、「どちらも消費者の欲求を意味している」点です。マーケティングの基本は分析だと言いましたが、何を分析するのかと言えばこの欲求を分析するのです。では、この二つの用語はどのような違いがあるのでしょうか。

強さの違い

 ニーズとは、欲求の程度で言えば比較的軽いものです。マズローの「欲求5段階説」というものを知っているでしょうか。人間の欲求にはレベルがあるというもので、一番下にある欲求は生理的欲求です。食欲、性欲、睡眠欲、などです。その上には、安全欲求があります。「ニーズ」とは、この辺りのレベルだと思ってください。一方で、「ウォンツ」は社会的欲求と言えるかもしれません。この欲求は、集団に属したり仲間が欲しくなったりというレベルの欲求なのですが、この社会的欲求が満たされないと、孤独感や疎外感、または社会的な不安を抱えると言われています。

 つまり、ニーズのレベルであれば、求めるものがなかなか手に入らなくても他の代替えを探す事が出来るのですが、ウォンツまでになると、欲しているものが無いと不安になるということになります。このように、ニーズとウォンツの違いとは欲求の強さだという解釈ができます。

マーケティングでは

 当然ながら、市場では、それがあれば便利だという人が大勢いても、それがなければ大変だという人が大勢いたほうが売れます。ですから、提供する側としては、ニーズではなくて市場のウォンツを求める訳です。この用語は同じように使われている場合もありますが、分析を行った際に、会社側がニーズを満たす事を求めているのか、ウォンツを満たすことを求めているのかによって、経営戦略には大きな差が出てきます。ですからこの二つの用語はしっかり覚えておくようにしましょう。

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