1. 飲食店の経営を成功に導くために実践したい3つのマーケティングの方法

飲食店の経営を成功に導くために実践したい3つのマーケティングの方法

by PhoTones_TAKUMA
 経営にマーケティングの技法を積極的に取り入れている業界といえば、飲食業界が挙げられるでしょう。飲食店経営はオープン前のマーケティングの段階で成功か失敗かがわかるといわれるほどマーケティング手法が発達しており、特に大型チェーン店の進展オープンでは立地から営業時間、メニューの選定からサービスまであらゆることにマーケティングが導入されているのです。今回は、飲食店におけるマーケティングの方法について解説します。

1. ベースマーケティング

 ベースマーケティングとは、店舗の立地や不動産の選定、ターゲットの抽出や客層分析など、経営の中でも基礎となる部分について用いられるマーケティング方法です。ベースマーケティングでは主に集客率についての調査が行われ、その場所で店を開店した場合どの程度の集客が見込めるのか、という点について様々な方向からマーケティングが行われます。

 ベースマーケティングは店の経営を左右する重要なポイントであり、膨大なデータと過去の経験から判断が下されます。店の規模や種類によっても最適な条件は異なるので、すべての飲食店に同じマーケティング手法が応用できるわけではありません。店の種類ごとに細かく条件を変更し、より正確なマーケティングが実現するように日々改善されています。

2. ソフトマーケティング

 ソフトマーケティングでは、ベースマーケティングで行われた客層の分析の結果をもとに店のソフト面について最適化が行われます。そこに店をオープンした場合どの年代のどのような客が集まってくるのか、ということを分析することによってメニューの選定や価格の設定などに反映されていくのです。

 メニューや商品価格といった基本的な部分だけでなく、店のサービス方法や内装、空間演出といった部分もソフトマーケティングの対象であり、想定される客層に対して最大限の効果が表れるような店づくりを目指すマーケティングと言えるでしょう。

実地マーケティング

 ベースマーケティングとソフトマーケティングは飲食店の開業前の段階で用いられるマーケティング手法ですが、オープン後の実際の客の動向を見ながら行われるのが実地マーケティングです。

 どれだけ綿密にマーケティングを行っていても、実際の客の購買行動が当初の想定と異なることは珍しくありません。実地マーケティングでは、飲食店開業後の経営状況や顧客行動を分析し、問題点があれば改善をはかるなどして常に最適の経営が実現することを目指します。

 当初の見込みよりも客足鈍ければ、広告の強化やフェアの開催で集客アップを目指さなければいけませんし、客単価が低ければ高級メニューを充実させたり、場合によっては価格を見直す必要があるのです。実地マーケティングに終わりはありません。飲食店の営業を続けている限り常に改善は必要になります。ある意味では実地マーケティングは飲食店経営そのものであるとも言えるでしょう。


 飲食店経営にはマーケティングが深く関わっていますが、その方法は長い間の経験の積み重ねによるものです。企業ごとに独自のマーケティング理論があり、特定の方法が正しいマーケティングであるとは言えません。マーケティングは重要な方法ではありますが、必ずしも経営の成功を約束するものではなく、最終的には経営者の努力が必要になることを忘れてはいけません。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する