1. 昇進するにつれて重くなる責任と不安への対処法

昇進するにつれて重くなる責任と不安への対処法


 年功序列で終身雇用の時代などはすでに終わってしまった現代。給料も上がらず雇用の安定も欠いておりなかなか閉塞感から抜け切れない状況が続いています。そんな中で、あえて昇進を望まず今のまま「そこそこ」で暮らして行けたらそれで良いと思う人も増えています。

 自分自身も出世欲や上昇志向が決して強いわけでもなく、さほど手当が増えるわけでもないのに、会社の方針や他に適任が居ないからという理由で出世の階段を上りつつある立場にいると、増してくるプレッシャーと責任に押しつぶされそうになることもありますよね。そんなあなたの心がほんの少しでも軽くなる「心の持ち方」をご紹介します。

自分ひとりで何もかも背負わないこと

 組織のプレイヤーだったころは、もちろんプレイヤーにはプレイヤーの大変さがあり司令塔の能力のなさを嘆いたりしたこともあるでしょう。しかし今度は司令塔の立場に回ってしまった訳です。この時に、ついついプレイヤーだった頃の名残で、実務に一生懸命になってしまう場合は多々あります。

 人員削減と業務効率化により部署に人手がなくという場合ももちろんありますが、だとしても昇進した自分に求められているのは、従業員に実務を滞りなく行ってもらうための采配をとることです。

 自分がその仕事に一生懸命になってしまっては部下も指示してくれる人がいなくなり現場は停滞します。自分がやった方が早いという思いを一旦飲み込んで、まずは全体を見渡して手の空いている人に業務を振り分けてください。そうすることで、手が回っていない部下の加勢に行くことも出来ます。

役職としての自分と一個人としての自分

 同期の中で昇進したのが自分だけであれば、なんとなく引け目を感じて他の同僚とどう接したら良いか悩んだり、これまでは仕事帰りに居酒屋で一緒に愚痴を言い合えた仲間にも気軽に吐き出せなくなり、孤独感を募らせてしまうこともあるかもしれません。

 上の立場に立つ以上避けては通れない部分でもありますが、何も自分の顔は昇進した上司の顔だけではありません。結婚して子供が居れば父親としての顔もあるでしょうし、大好きな野球チームを応援する顔や趣味の釣りやゲームに夢中になる顔も、全て紛れもなく自分自身の素顔です。何も虚勢を張る必要はありません。これまで通り、その顔を部下たちに見せてください。

 もちろん厳しさを求められる局面もあるでしょうが、それは自身が背負ってしまった責任の中で仕事として言っているんだと、部下ならきっと分かってくれるはずです。何もかも昇進を言い訳にしていては、周囲から人は離れてしまうかもしれません。

 働いて年齢を重ねて行けば、誰にでもいつかはマネジメント側に回ることを求められる可能性があります。あまり恐れず、これまで演じていた役柄が変わったというくらいの気持ちで十分です。組織の全体像を把握するチャンスと思って、前向きに取り組んでください。

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