1. 「年収の不安」から転職を志したときに気をつけておくべき2つのコト

「年収の不安」から転職を志したときに気をつけておくべき2つのコト

by Thomas Leuthard
 転職をする際の理由は人それぞれです。キャリアアップをしたい、違う業種で社会貢献したい、忙しすぎる、人間関係が良くない、などが実際の理由の代表格でしょう。そして、必ずそのトップに来るのが、やはり年収に対する今後の不安です。ここでは、現在の年収に不安があって転職を考える際に気をつけなければならないことを考えてみます。

1. 求人票の年収欄だけを見て、会社のイメージを決めてしまう

 転職する際、例えば転職エージェントなどを使って転職をする場合には、転職の専門家であるコンサルタントがいろいろなアドバイスをくれるため、比較的冷静に、スムーズに転職活動を行うことができます。しかし、必ずしもそういったサービスを全員が利用できるわけではありません。様々な事情により、自力で行わなければならない場合も多いでしょう。

 その場合は、必然的に転職サイトや企業のホームページ、新聞などの採用情報を見て、転職先を探すことになります。そして年収に不安を持っている人が必ずすることが、「まずは募集企業の年収欄を見る」ということ。確かに現在の年収に不安がある以上、転職先の年収を気にするのは当然のことです。しかしその場合、どうしても年収以外のことが目に入らない、あるいは年収についても様々な条件があるのにそれを見落としてしまうということがよくあります。

 特に、切羽詰っている場合は特に、「とりあえず応募してみよう」という気持ちになってしまうものです。しかし、いわゆるごく一部の超一流企業といわれる会社を除いては、その会社の実態はなかなか分からないものです。今はブラック企業が増えているとささやかれている時代。自分がよいと思った会社でも自分だけですぐに判断するのではなく、家族や友人に求人票を見てもらうなど、可能な限り冷静になれる状況を作りましょう。

2. 今の会社の将来性をもう一度考える

 もう一つ考えるべきことは、今の会社の年収に対する不安は、未来永劫続くのか?ということです。今の会社の事業が明らかに衰退しており、事業に対する何の戦略もなく、先細りで明らかに今後の展望も見込めない、という場合は確かに転職を考える必要があるかもしれません。

 しかし、今後経営を何とか回復させようとさまざまな方策が練られ、そのために今はコストを最大限カットしなければならないために年収が抑えられているとすると、もしかしたら経営が上向き、今後年収アップが見込まれる可能性もあるのです。

 よくあるケースとして、転職したときは転職先が花形の業種で羽振りがよかったのが、数年たつとかつて在籍していた会社に逆転され、かつその時にはもう戻るに戻れない状況になっているというものです。

 特に今は変化に富んだ時代。転職先の転職者に対する高い年収は、逆に今後の転落を招くものとなる可能性もあるのです。そして、自分が現在の会社で頑張ることが、会社の業績を回復させ、年収アップにつながることだってあり得ます。

 現在の会社の状況を改めて見つめ、今の自分にとってどうすることが適切なのかを改めて考えることから始めるべきではないでしょうか。

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