1. 契約書を作成する時に覚えておきたいポイントとは

契約書を作成する時に覚えておきたいポイントとは

by Luz Adriana Villa A.
 契約書というものは、定められたフォーマットがあるわけではありませんが、押さえておくべきポイントはあります。契約書は、後々代金を支払わないなどのトラブルが発生することを防ぐために、記載しておくべき内容があります。では、契約書を作成する上で必要となるポイントには、どのようなものがあるのでしょうか。

「表題と前文」

 表題は、いわゆる契約書や覚書などと記するもので、特にどのような時にどう表記するかは決まっていません。前文も必ず必要なわけではありませんが、記する内容としては、契約当事者と契約の趣旨や目的、そして契約当事者の名称を本文の中で何度も繰り返さずにすむように、甲と乙と定める旨となります。それが明記されてさえいれば、書き方に決まりは特にありません。

「本文」

 契約書の、まさに中心となる部分です。ここで、起こりうるあらゆる事態に対しての決め事を記しておく必要があります。そこに定められていない事が起きた場合にはどうするのか、後になってトラブルが起きないように、細部にわたって吟味しておく必要があります。

 その本文を記する際のポイントとしては、できる限りわかりやすい表現を用いるということです。契約書というと、難しいというイメージを抱く方も多いかとは思いますが、実際は解釈に違いが生じたりしないように、平易な表現にするのが基本です。不明確だったり抽象的な表現は避けるべきです。

 そして、ひとつの条文に対してひとつのことを述べることも基本です。また、その条文はできるかぎり短くすること、取引の流れに沿うようにして内容の配列を決めるなどが、わかりやすい本文とするポイントとなります。ただし、その中でも原則的なことは前に、例外的なことは後にすることも必要です。

「末分と日付」

 契約書の偽造を防ぐためにも、契約書の作成部数と所有者を明記しておき、日付を平成年月日で記載しておきます。通常はこの日付が契約締結日となりますが、効力発生日が別である場合は、その旨記しておく必要があります。

 最後には署名と捺印、そして場合によっては収入印紙が必要なものもあります。契約当事者が個人の場合は捺印は実印ではなくてもかまいません。会社である場合は商号と、代表者などの肩書きの表記が必要となります。印鑑は個人と同様ですが、重要な契約であるならば実印を使用するのが望ましいでしょう。収入印紙には消印(割印)を忘れないことが大切です。

 契約書が複数枚にわたるのであれば、袋とじした製本テープに割印を押して偽造を防ぐようにしておきます。保有者の部数作成して、それぞれが押印と収入印紙が必要なことも、忘れてはいけません。


 これらの基本さえ押さえておけば、あとは特に決まりがあるわけではありませんので、本文の内容をどのようにするかを吟味することに注力すればよいでしょう。まずは要点を押さえておくことが書類作成の上で大切です。

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