1. 契約書に記載する金額の正しい書き方

契約書に記載する金額の正しい書き方

by marumeganechan
 ビジネスシーンにおいて契約書を取り交わすことはよくあります。契約と呼ばれるものは民法から会社法や労働基準法上のものまで種類が多岐にわたり、契約書の書き方はそれらの法律に反しないように書かなければなりません。

 法律の原則には「契約自由の原則」というものがあり、どんな契約も公序良俗に反しない限り自由なので、数字に関してもどんなものを用いても自由です。ただし。契約書は証拠書面でもありますので、特に金銭のやり取りが生じる契約書の場合、金額の書き方に関してはルールがあります。

一般的に使われる数字

 契約書における金額は、縦書きでも横書きでも印刷されたものであれば普段目にするアラビア数字や普通の漢数字を使うことができます。アラビア数字と漢数字が併記してある場合、漢数字が優先されます。漢数字であっても、壱、弐、参、萬などの難しい数字を目にしたことがあるかもしれませんが、これは大字といって単純な形の漢数字の代わりに用いる漢字です。

 単純な漢数字では改竄のおそれがあるため、それができないようにわざと画数が多く難しい漢字を使うことで改竄の防止をするのです。大字の歴史は古く、8世紀初頭の大宝律令において公式文書の帳簿類に大字を使うことが定められています。現在は漢数字が一般的に使用されています。

手書きの場合

 契約の場において金額が確定し、契約書類に手書きで数字を書かなくてはいけないときにも、書き方があります。金額は縦書きでも横書きでも改竄防止のために、漢数字の大字を使うようにします。特に大きな金額の契約書では大字を使うほうがいいでしょう。

 単純な漢数字だとあとから一の上に棒を一本乗せられて二というふうに書き換えられてしまう恐れがあるためです。また金額の前に「金」、金額の最後に「円」という文字も、金額の前後に数字を書き加えられないために必要です。アラビア数字の場合も同じで金額の前に必ず日本円を示す「¥」、金額の後ろに小さく横棒を入れます。¥100.000-という感じです。これも前後に数字を入れられたりしないための予防策です。

 「¥」は日本円を示すので、「¥」と円という文字を金額の前後に入れるのは日本語としておかしくなりますから、用いないようにしましょう。また、契約書における証拠の保全措置として、止め印というものがあります。金額の後ろに空白がある場合、ほかの数字を足されないように印鑑を押すことでそのあと空白はないという意味になります。


 以上、契約書に記載する金額の正しい書き方を紹介してきました。意外と知らなかったという人も多かったのではないでしょうか。契約書はビジネスで交わす最も重要な書類の1つと言えますので正確な記載を出来るよう上記をもとに確実に作成をしましょう。

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