HOMEビジネス 「ご指摘ありがとうございます」の使い方はOK?上司からメールでミスを指摘された際の返信で注意すべきこと

「ご指摘ありがとうございます」の使い方はOK?上司からメールでミスを指摘された際の返信で注意すべきこと

U-NOTE編集部

2018/08/21(最終更新日:2020/06/24)


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 上司から仕事のミスについてメールで指摘されたときに、ついパニックになってしまい、返信がうやむやになってしまった人もいるのではないでしょうか。

本記事では、上司にメールでミスを指摘された際の返信方法についてご紹介します。

指摘メールを冷静に対処し、慌てずにメールを返信する術を身に着けましょう。

本記事の内容をざっくり説明
  • 上司の指摘やお叱りメールの返信は、素直にミスを認め、謝る
  • 謝るだけでなく、自分の気持ちを含めた文章作成を心がけよう

上司の指摘・お叱りメールに返信する際の注意点

上司からメールで「ミス」を指摘された際の返信で注意すべきこと 2番目の画像

指摘やお叱りメールが来ると、焦ってしまいどうしていいのかわからなくなる人も多いのではないでしょうか。

まずは、上司からミスを指摘された場合の正しい対応方法について確認してみましょう。

上司の親切心でミスを指摘している可能性もある 

部下にとっては、叱られているように感じる上司からのメール。しかし、上司は部下を気遣い、親切心でミスについて教えてくれているケースがほとんどです。

指摘されたことに対してムッとしてしまうこともあるかと思いますが、自分が気づいていない事を指摘してくれることはありがたいもの。成長を望んでいるからこその指摘だと思いましょう。

指摘をしてもらった際には、まず指摘されたことについて、感謝を伝え、ミスは素直に謝ることが大切です。

もし、指摘された内容の何が間違っているかわからなければ、素直に聞くようにしてください。

上司からの指摘メールには丁寧にお礼の言葉を述べよう

「上司の指示で行った内容がミスだと言われた」「自分の責任ではなく、上司の伝言ミスなのに叱られた」というケースもあるかと思います。

そんなときでも決して感情的にならずに、まずはミスを指摘してもらったとこに対してお礼を伝えるようにしましょう。

もし、上司が間違っている場合には「以前◯◯だと伺っておりましたが、△△に変更になったとの認識で間違いないでしょうか?念の為ご確認いただけますと幸いです。」といった伝え方をすると、角が立ちません。自分の確認漏れの可能性も考え、上司のミスを責めるような口調は避けましょう。

また、自分のミスが重大なものであれば、メールで返信した後に、直接会って再びお詫びの言葉を述べると丁寧な印象になります。

上司からのミスの指摘メールの注意点
  • 上司が親切心でミスを指摘している可能性があることを考える
  • 指摘メールには丁寧にお礼の言葉を述べる

上司からの指摘・お叱りメールの返信に使える表現「ご指摘ありがとうございます」

上司からメールで「ミス」を指摘された際の返信で注意すべきこと 3番目の画像

 上司からミスの指摘やお叱りのメールをもらったら、感謝を伝え、丁寧に謝ることが大切であることを紹介してきました。

謝る際には、「ご指摘ありがとうございます」「ご指摘いただきありがとうございます」といった表現が有効です。

以下にそれぞれの表現を用いた例文を紹介します。ぜひチェックしてみてください。

「ご指摘ありがとうございます」の意味と使い方

「指摘」とは、「問題を指し示すこと」です。ビジネスの場合、間違いや改善点を伝えることが「指摘」に当たります。

「ご指摘ありがとうございます」は、改善点や変えるべきところを伝えていただいてありがとうございますという意味です。

具体的な使い方は以下の通りです。

【例文】指摘/お叱りの言葉に対する上司へのメールの返信
  • ○○の件についてのご指摘ありがとうございます。
  • 数々の有意義なご指摘ありがとうございます。
  • ご指摘ありがとうございます。今後、同じミスのないよう注意します。
  • ご指摘いただきありがとうございます。送付書類の不備に関して、大変ご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。
  • ご指摘いただきありがとうございます。今後はこのような不手際を起こさないよう、真摯に仕事に取り組んで参ります。
  • 不備のご指摘いただきありがとうございます。ご指摘の件につき以下の通りに訂正致したく存じます。
  • ご指摘いただきありがとうございます。先日送付した資料を修正しましたので、ご査収のほどよろしくお願いします。

「ご指摘ありがとうございます」の間違った使い方

「ご指摘ありがとうございます」は、使いやすい言葉ではありますが、間違った使い方をしないように注意しましょう。

例えば「ご指摘いただきまして、新しく作り直した資料です」のような使用はNGです。

「ご指摘いただきまして、〜です」という使い方は一般的にしません。

上記の例は「ご指摘いただいた点を考慮に入れて、新しく作り直した資料です」とするといいでしょう。

「ご指摘ありがとうございます」の類語

「ご指摘ありがとうございます」以外にも、指摘していただいたことに対するお礼の言葉を確認しておきましょう。

本記事のまとめ
  • 「ご指摘ありがとうございます」の類語
  • 貴重なご意見ありがとうございます。
  • ご教授ありがとうございます。
  • 教えていただきありがとうございます。
  • ご指導いただき、感謝しています。


指導とは、アドバイスや意見、間違いなどを教えてくださった時に使います。指摘よりも幅広い意味があるので、状況に合わせて使い分けるといいでしょう。

 

上司からの指摘・お叱りメール、どう返信する?

上司からメールで「ミス」を指摘された際の返信で注意すべきこと 4番目の画像

 返信メールを送る際は以下の文面を参考にしながら、お詫びの気持ちを示しましょう。

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【例文】指摘・お叱りの言葉に対する上司へのお礼メール
この度は、私の落ち度についてのご指摘ありがとうございます。
ご指摘いただいた通り、〜〜に誤りがございました。申し訳ありませんでした。

今後はこのような事がないように、気を引き締めて職務に取り組んでいきたいと思っています。

引き続きご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いいたします。

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メールの返信をする際には、素直な気持ちを相手に伝える事が大切です。

返信メールを送ることも自体も大切ですが、せっかくの指摘事項をメールだけで片付けてしまうよりは、実際に行動に移すほうがいいでしょう。

実際に行動に繋げることができて初めて、本当の意味で解決できます。ステップアップのためにも、何度も同じ間違いをしないためにも、自分のダメな部分や失敗したところを認め、次の業務に活かしましょう。

上司から指摘された場合は、素直に受け入れ感謝の気持ちを伝えよう

本記事のまとめ
  • 上司からミスを指摘された場合は、まず指摘してもらったことへの謝罪をする
  • 指摘していただいたことに対してのお礼も伝える
  • 指摘された内容は、改善できるように実際に行動に移す工夫をする


本記事では、上司からメールでミスを指摘された際の返信で注意すべきことを紹介してきました。

怒られて悲しくなったり、指摘されたことが理不尽だと思ってムっとしてしまう人もいるかもしれません。

しかし、上司は、成長を望んでいる部下に対してミスを指摘したり、注意したりするもの。

指摘はされた場合は、「犯してしまったミスは次の仕事で挽回しよう」との気持ちで、素直に受け入れ、業務に活かしていきましょう。

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