1. 退職する時に忘れずにやっておくべき保険の手続き

退職する時に忘れずにやっておくべき保険の手続き

by kevin dooley

【退職すると保険はどうなる?】

 サラリーマンなら、ほとんどの人が会社勤めをしている間は会社の健康保険に入っていると思います。この健康保険、みなさん当たり前のように使っているものなので普段から気にかけているという人はそれほど多くないかもしれません。

 しかし、会社を退職するとなると話は別です。会社の健康保険は、その会社に所属している間しか基本的には使えません。退職した後、タイムラグなくすぐに別の会社に所属する場合は健康保険を新しい会社のものに切り替えれば大丈夫ですが、次の会社が決まっていない場合は保険の切り替えを自分でする必要があります。

【退職後の保険は大きく分けて3種類】

 会社を退職した後に加入する健康保険は、大きく分けて3種類あります。1つ目は国民健康保険、これは市町村によって運営されている保険です。2つ目は任意継続保険、これは退職する会社で入っていた健康保険を2年間という期限付きで引き続き継続できるというものです。3つ目は健康保険を既に持っている家族の被扶養者になることで、配偶者や親など家族が健康保険に入っている場合はその被扶養者になることで健康保険の対象に入れるというものです。

 どれも入るには条件などがあり、それぞれメリットデメリットがあります。退職時、そしてその後の予定や計画によって自分に合った保険に入ることが大切になります。

【誰でも入れる国民健康保険】

 国民健康保険は退職した人は基本的には誰でも入ることができます。ただ、気を付けなければならないこととして、前年度の収入や保有財産によって、保険料の金額が変わるという特徴があります。

 所得が低い人は低い保険料で済むというメリットがありますが、所得が高かった場合や保有財産が大きい場合、保険料が高くなるという場合があるので注意が必要です。また、今まで被扶養者がいた人も要注意です。国民健康保険は被扶養者というものがありません。つまり、加入する人数分の保険を払う必要があります。

【任意継続保険は申請時期と支払う金額に注意】

 任意継続保険は退職時に入っていた会社の健康保険に、引き続き2年間を期限として加入し続けることができるという制度です。こちらは被扶養者もそのまま被扶養者として加入を続けられるところが大きなメリットとなります。つまり、保険料は一人分で済むのです。

 ただし、申請は退職してから20日以内にしなければいけません。また、支払う保険料も今までの約2倍となります。これは、会社の健康保険は支払額の半分を会社が負担するという決まりがあり、退職すると今まで会社が負担してくれていた分も自分で払う必要があるからです。

 また、任意継続保険は少なくとも会社の保険に2ヵ月以上加入していた場合に限られる点と、支払いが一日でも遅れると即資格を失う点も注意が必要です。

【他の家族の被扶養者になるためには】

 他の家族の被扶養者になるためには、生計が同じ家族の入っている健康保険に被扶養者手続きをするだけで大丈夫です。しかし、被扶養者は年130万円以上の収入があると、対象外になってしまうという条件があります。

 また、雇用保険の失業給付を受給している場合も対象外になります。金額的な負担は全くないので、被扶養者になれる場合はこちらを選択するのがいいでしょう。

【退職する前にきちんと調べて決めておきましょう】

 どの保険に入るにしろ、それぞれ加入に関しての条件や負担がかなり異なります。
病気や怪我はいつ身に降り掛かるかわかりません。いずれにしろ、保険については退職する前にしっかりと考え、退職した後に困らないように準備しておくことが重要となります。

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