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転職者の入社時の心構え~注意すべき2つのポイント

Riko Kaneda

2014/03/30(最終更新日:2014/03/30)


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by Rodrigo_Soldon
 入社時の心構えは新卒であっても転職であっても、本来は同じはず。その会社で仕事をするのは初めてなのですから、謙虚さを忘れず、まっさらな気持ちで胸を張って入社する。これがすべての新人が持つべき心構えでしょう。しかし転職者の場合、謙虚さや清新な意欲、「新しい気持ちで再スタートを切ろう」という心構えを忘れがちです。ここでは、転職者が初心に返るためにはどうしたら良いのでしょうか。気をつけるべきポイントを2つ紹介します。

1. 前職との比較をしない

 ありがちなのが、入社に当たって、前職と新しい会社の比較をしてしまうこと。「前の会社はこうだったけど、今度の会社はこうだ」というように比べてしまうのです。それだけでも問題ですが、さらに困ったことに、多くの場合「前の方がよかった」と感じる傾向があります。入社する会社は「未知の世界」、よく知っている前職のほうが馴染みがある分、どうしても良く見えてしまうもの。新しいスタートを切ろうという時に、これほどその障害になる心理はありません。

 これでは、「新しい気持ちで再スタートを切ろう」という心構えは生まれようがないでしょう。経験がマイナスに作用してしまうのです。しかし、経験はプラスに生かさなくては意味がありません。ですから、余計な先入観は持たずに入社すること。そして、単なる印象に基づく比較はしないように、常に自分を戒めましょう。

2.仕事について「分かってる」という思い込みは危険

 これは特に前職と同じ業界、同じ職種に転職するケースでありがちなことなのですが、新しい仕事について「分かってる」という安易な思い込みをする人は多くいます。例えば、前職で営業を経験してきた人が、入社した企業でも営業部に配属になったとしましょう。「経験があるのだから、営業の仕事については自分はわかっている」と考えてしまいがち。

 しかし、同じ営業といっても、業界によってあり方は全く異なります。また、会社ごとに「仕事の流儀」も違うでしょう。それを、仕事をする前から「分かってる」と決め付けてしまっては、新しい仕事をきちんと覚えることはできません。周囲もそんな新人に対しては違和感や、場合によっては反感を覚えてしまうかもしれません。

 どれほど前職で経験があっても、新しい仕事については未経験者。すべて先輩たちから教えてもらわなければいけないのです。そのことをしっかり自覚して、新卒の新入社員と同じ謙虚な気持ちを持つこと。これが新しい職場でスムーズなスタートを切るために必要な心構えなのです。


 前職で培った経験を生かすためにも、最適なスタートを切らなければなりません。そして、そのスタートを切るためには、謙虚さと清新さ、意欲を備えた心構えを持つことが求められるのです。上記の2つの注意点を参考にして、良いスタートを切って下さい。

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