1. 組織運営におけるチーム単位とマネージャーが管理しやすい適正人数

組織運営におけるチーム単位とマネージャーが管理しやすい適正人数

by ramnath bhat
 組織を円滑に運営するためにはマネージャーによるチーム体制が最も効率的だとされています。命令系統がトップと部下の一本のラインしかないと、トップの管理負担が膨大になってしまうためです。

  ある程度大型化した組織では、組織全体をいくつかのチームに分けてマネージャーに管理させる体勢がとられます。チームで仕事をすることで効率的な行動が実現し、スムーズな組織運営が可能になります。

 ではマネージャーが管理するチームは何人くらいが適正人数なのでしょうか。今回は、マネージャーが管理しやすいとされるチームの適正人数について解説します。

【1】実働チームの人数

 実働チームとは、現場の最前線で仕事を担当するチームです。組織をチーム単位で管理する場合、このチームが最小単位となります。実働チームの適正人数は仕事内容によって多少異なりますが、5~9人前後が適正人数とされています。

 この人数は最も仲間意識が芽生えるとされている人数で、この人数で構成されたチーム単位で行動していると「仲間のために働こう」という意識を持つようになるとされています。組織的行動とチームワークが要求される軍隊でも、最小単位となる分隊の人数は7名前後で構成されています。学校でたとえると、クラス内の班が実働チームに相当します。

【2】管理チームの人数

 実働チームをいくつか束ねて管理チームになります。会社でいうと○○課に当たるチームです。

 一般的には実働チームを3~5程度合わせた物が、管理チームとして編成されます。管理チームのマネージャーは、直属の部下を持つ場合と実働チームのマネージャーの管理のみを担当する場合があり、組織によって異なります。適正人数は30~50人程度で、プロジェクトは通常このチーム単位で担当することになります。

 目的意識の共有や意思統一はこの人数が最適とされており、これより人数が増えると連絡ミスや意識のずれが顕著になります。学校でたとえると、クラスがこのチームに相当します。

【3】部門チームの人数

 部門チームとは、その名の通り一つの部門を担当するチームです。組織内における役割を割り振ったチームなので、営業・経理・総務など、仕事上の役割によってチームが分けられます。仕事上の分類では最大のチーム単位になり、これより上のチームは支社・支店単位か組織全体ということになります。

 部門チームの人数は組織内に置ける仕事の役割と重要性によって大きく異なるため、適正人数というものは一概には言えません。営業を重視する組織であれば営業部門の適正人数が増えますし、少人数でも仕事をこなせる総務部門などは他部門よりも少ない人数が適正人数になります。

 部門チームをまとめるマネージャーは組織のトップのすぐ下に位置します。トップから直接下された指示に従ってチームを運営し、組織の目標達成を目指します。学校にはこの単位のチームはありませんが、しいてあげるなら学年が近いチーム単位です。


 組織をいくつかのチームに分けて運営する場合、下位マネージャーが束ねる実働チームを上位マネージャーが束ねて管理チームとして編成し、さらにトップマネージャーが管理チームを部門チームにまとめます。適正人数はチームの目的と単位によって決まりますので、実際の活動状況を確認しながら適正な人員配置を目指してください。

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