1. 転職の回数が自分のキャリアに与える影響

転職の回数が自分のキャリアに与える影響

 今は一昔前と違い、一つの会社に長く居るというだけで、人間的に優れているという様な判断をされる事はなくなってきました。未だ多くの企業では、よほどの事が無ければ会社側から引導を渡す事は少ないでしょう。ですから、在籍期間だけが影響を及ぼす事が少なくなったとは言え、採用を決定するときに担当者が見るポイントとして、転職回数というのは大きな要素となる事は間違いありません。転職は、どんな影響を及ぼすのでしょうか。

「こらえ性がない」と判断される

 昔は「石の上にも三年」と言われた様に3年は勤めてみないとその会社の是非は判断できないと言われました。今はそんな事は言われない事が多いでしょうが、それでも、何かあったらすぐに辞めてしまう人というのは、「忍耐力がない」「辛抱強さがない」と判断されてしまいます。いざその人を採用し、何か難しいプロジェクトや仕事内容が任された場合、上手に回っている時は良いけれども、少しでも障害が起こりスムーズに事が運ばなくなってしまった時に、その仕事と向き合っていけるかどうか…という点を判断されるのです。どんな仕事も大変であり、良い事ばかりの仕事なんてありません。ですから、壁に突き当たった時に「それを乗り越えるだけの素質が無い」と判断されてしまう事は、非常に大きなマイナス面と言えるでしょう。

「職を変える事に慣れてしまっている」と判断される

 一番最初に勤めていた会社を辞める時には、たくさん悩み、決断してからも自分の判断が正しかったかどうか悩むことが多々あります。しかし、転職を重ねる事によりこの感覚が薄れてしまう事は事実です。「あぁ、今回もダメだった。でも、また次を探せばいいや」という姿勢になってしまうのです。

 転職に伴う手続きというのは、その部署にとっても大変ですが事務側にとっても大変です。社会保険事務所にこの業務を委託している場合であっても、連絡を取ったりするのは会社の担当者ですから、何もしないで良い訳ではありません。しかも、転職している時期が多くの会社がボーナスを支払う6月、12月、3月の後が多い場合には、「ボーナスだけもらったら辞める人材なんだ」と判断されてしまうでしょう。ボーナスを支給した後に辞められてしまうと、企業としてはデメリットが多くなります。企業が負担する社会保険料なども増えるだけです。ですから、人事担当者にとっては、転職回数というのは採用を決定する際の大事な基準となるのです。



 履歴書に、職歴がズラッと並んでいる事に対し「すごいねぇ。自分が求めている仕事に対して貪欲なんだね。」と声をかけてくれる企業は、恐らく皆無か、あっても稀でしょう。ですから、転職の回数が与える影響というのは、ハッキリ言えばデメリットと言えます。もしも、どうにもならない事情で転職を重ねている場合は、事情を説明して理解を仰ぐしかないでしょう。

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