1. 英語のスピーチでネイティブにも伝わる発音の仕方

英語のスピーチでネイティブにも伝わる発音の仕方

by VinothChandar
 英語でスピーチをするにあたって大事なテクニックはいくつかありますが、そのなかでも「発音」についてのテクニックはとても重要です。日本語と英語では口の開け方・舌の使い方が異なるため、話者が意図する単語と聴衆の耳に入る単語が異なってしまうこともあり、誤解を招きやすくなります。ここでは、日本人には難しい発音と、それによるミスを防ぐテクニックを紹介したいと思います。

LとR

 La と Ra、カタカナで表記するといずれも「ラ」ということなります。例をあげると、「Lice」と「Rice」はどちらも「ライス」と表記できます。ところが、単語の意味を調べてみると「Lice」は「シラミ」で、「Rice」は「こめ」という意味です。たとえば、和食についてのスピーチの際に、話者は米飯というつもりで話していても、聴衆の耳には「シラミ」と聞こえてしまうのです。

 これでは、単にスピーチの意図が伝わらないどころか、「日本ではシラミを食べるのか」ということになりかねません。そんな誤解を防ぐためには、まず自分が使う言葉のつづりをしっかりと頭に入れておくことが大事です。そして、つづりさえわかっていれば、あとは発音のテクニックで誤解を回避することができます。ローマ字では「L」を使わないので難しいですが、普段日本語で使っている「ら行」はどちらかというと「L」の発音に近いことを覚えておいてください。

 「R」を出来るだけ英語らしく発音するテクニックを身につけましょう。それは、舌先をまるめる、ということです。声を出す前に舌先を上あごにつけるようにまるめてから、「ら」と発音すると英語の「Ra」の音になります。ラ行をゆっくりこの方法で発音してみましょう。うまくいかないと感じる場合は、「ラ行」の前に「ウ」をつけます。その「ウ」を出来るだけ小さく短く発音してみます。「ゥラ・ゥリ・ゥロ・ゥレ・ゥロ」から慣れていき、「ウ」が聞こえないくらいになれば完璧です。

 スピーチで「お米」の話をするのならば「ゥライス」、「雨」の話をするならば「ゥレイン」というテクニックを身につければ、日本人は「L」と「R」の区別がつかないと笑われることもなくなります。

SとTH

 「L」「R」と同様に、あるいはそれ以上に日本人にとって発音しわけるのが難しいのが、「S」と「TH」です。「Thursday」をカタカナで「サーズデー」と表記してあるのをよく見かけますが、これでは「Sarsday」に聞こえてしまいます。あるいは、「10th」は「テンス」と書きますが、「tense」に聞こえてしまうため、意図が伝わりません。

 「S」と「TH」の発音に関しても、舌先が大事です。「S」の方は「L」の「ラ行」同様で「サ行」として発音しておけば問題はありません。

 「TH」をうまく発音するのに必要なテクニックは、舌先を歯の間に挟むということです。ごく軽く舌先を上下の歯の間に挟んで「サ行」を発音してみましょう。それだけで、ちゃんと「TH」の音になります。「ザ行」を発音すれば、「The」「This」など濁音になります。


 英語でスピーチ、というだけで「うまく伝わるかどうか」と神経質になってしまう人もいると思いますが、ちょっとした舌の使い方のテクニックを身につければ、日本人が犯しやすいミスを防ぎ、より伝わる話し方ができます。当然ですが、多少の練習が必要です。

 最初は、できれば鏡を用意して、自分の口元・舌を確認しながら、練習します。少し慣れてきたら、辞書の「R」や「TH」で始まる単語を、実際に声に出して読んでみましょう。こうすることによって、英語のつづりと舌の使い方がマッチしていきます。このテクニックを身につけたら、あとは自信を持って堂々と話せば、英語のスピーチも怖いものなしです。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する