1. 「KPI」を使って目標を数値化することで得られる2つのメリット

「KPI」を使って目標を数値化することで得られる2つのメリット

by nattu
 KPI(key performance indicator)という言葉をご存知でしょうか。KPIとは重要業績評価指標と訳され、企業活動で考え出される目標の達成までに必要な様々な要因に対する、重要な指標となるもの。指標ですので、KPIは必ず数値化することが条件となり、その数値が目標達成の進捗度合いを測る指標となります。今回は、KPIで目標を数値化することで得られるメリットについて説明していきましょう。

1. 漠然とした目標の進捗が可視化される

 KPIを設定して得られる最大の利点は、「どんな目標であれ、その進捗が目に見えてよくわかる」ということ。例えば、企業として「女性の積極的な登用を進める」ということが企業方針(目標)として掲げられたとします。しかし、これだけだと一体どうすれば女性を登用することになるのか、判断がつきません。

 そこで、「現状10%である管理職に占める女性割合を30%まで引き上げる」という数値化されたKPIを設定します。そして異動ごとに管理職に占める女性割合をモニタリングしていきます。すると、どの時点でどの程度の比率なのかが、一目でわかることになります。そしてその進捗により、今後の対応を決めることができます。これがKPIの最大の利点です。

2. 目標までの距離が最短化される

 目標というのは、往々にして曖昧なもの。なぜなら各部署や経営陣などの意見は、それぞれの立場が異なるために、大まかには一致しても細部まで一致するということはほぼないからです。しかし、現場で働く担当者はその目標に向かって進まなければなりません。

 ただ、何の指標もなければ、それぞれが思う目標達成方法を考え、実行することになります。そうすると、それが最短距離になっている場合もあれば遠回りをしている場合もあるのです。そしてそれを評価する手段もありません。すべてがそれぞれの主観で動く、ということになってしまいます。

 しかし、KPIが設定され、すべきことが数値化されていれば、そのKPIの進捗を高めるという共通の認識ができます。結果的に、それは目標への最短距離を作ることになるのです。

 言い換えれば、そもそも誤ったKPIを設定してしまえば、数値化しても目標に近づくことは不可能になります。誤ったKPIは、むしろ目標から遠ざかる要因になってしまうのです。よって、KPIの設定は慎重に根拠を持って行わなければなりません。


 
 以上、KPIで目標を数値化することで得られるメリットを紹介してきました。根拠を持って数値化され、設定されたKPIは、目標に最短距離で近づける有用なツールになるでしょう。目標を立てる際は、ここで紹介したことを意識してみてはいかがでしょうか。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する