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【2つのケース別】転職で有利になる職歴のアピール方法

Shingo Hirono

2014/03/29(最終更新日:2014/03/29)


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by Jonathan Kos-Read
 転職をする場合、それまでの職歴が大きな強みになります。これまで獲得してきたスキルや企業人としての経験が、転職活動する際の「最大の武器」と言っていいでしょう。ですから、転職活動を有利に進めるためには、職歴を上手にアピールしなければなりません。ここでは、経験職種と同じ職種への就職を希望する場合と、そうでない場合の2つのケースに分けて、話を進めていくことにしましょう。

経験職種と同じ職種を希望するケース

 これまで経験したのと同じ職種を希望する場合は、そのキャリアが最大の強み。有利になる大きなポイントと考えていいでしょう。もし、応募する企業から「職務経歴書」の提出を求められたら、それを最大限に活用するのです。

 たとえば職歴が営業職であれば、単に「営業部に勤務し、営業経験を積んだ」と書くのではなく、できるだけ具体的な実績を書いてアピールしましょう。どういう取引先とどういう契約を結んだか、自分が開拓した得意先との取引はどういうものだったか。もしある程度のキャリアがあって、社内表彰などの客観的評価を受けたことなどがあれば、必ず明記しましょう。これも有利に働きます。

 業種は違っても職種が同じであれば、基本的な仕事のベースはあまり変りません。その職歴アピールで、面接担当者の心を動かすことは難しくないでしょう。なお、職務経歴書の提出をしない場合は、職歴とその内容をある程度履歴書に記入し、あとは面接で強くアピールしてください。自己PRのポイントを職歴1本に絞るぐらいの意気込みで面接に臨むのです。「あれもこれも」とアピールするより、「職歴、これ1本」にしたほうが、面接官の印象に強く残りますし、「即戦力」という評価を得ることができるでしょう。

経験職種とはちがう職種を希望するケース

 経験していない職種を希望するケースでも、経験してきた職歴は十分有利なポイントになります。長く1つの職種を経験してきた場合は、その中で専門的なスキルを手に入れてきたわけですし、複数の職種を経験したのであれば「複数の職種に対応できる」という適応力、守備範囲の広さをアピールできるのです。

 例えば、これまでに営業部と人事部、企画開発部で働いた経験がある人に対して、面接官が、「仕事への適応力のある、ポテンシャルの高い人材」という評価を下すことも大いに考えられます。ですから、それぞれの職種でどんな仕事をし、実績を上げてきたかを、やはり具体的に説明すると説得力が増します。ちがう職種での経験をそのまま別の職種で活かすことはできなくても、適応力をその実績からアピールすることによって、有利に転職活動を進めることができるでしょう。こちらのケースでも、職務経歴書や面接での自己PRを使って、職歴を強く訴えましょう。


 特に面接で心がけたいのが、職歴1本に絞った自己アピール。そこに熱を込めることによって、転職への意欲、仕事に対するモチベーションの高さを、強く印象づけることができるはずです。

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