1. 新入社員を会社の戦力へと成長させるための育て方【タームの設定と成長度チェック】

新入社員を会社の戦力へと成長させるための育て方【タームの設定と成長度チェック】

by h.koppdelaney
 新入社員を育てるとき、その目標となるのが「早く自立させて社内の一戦力にすること」です。ある程度、時間がかかる作業になりますが、できるだけ早く目標達成できるよう、育て方を工夫しなければなりません。新入社員のため、会社のためというだけでなく、教育に自分の時間を費やすことになる指導者のためでもあります。

 効率的な新入社員の育て方について、ここでは「タームの設定」と「成長度チェック」という2つの柱を使った方法を紹介します。

タームの設定

 行き当たりばったりに新入社員に個々の仕事を教えても、なかなか成長はしないもの。そこでおすすめしたいのが、タームの設定です。営業部に配属された新入社員を、先輩や上司が育てるケースで説明します。最終的な目標達成のリミットを1年後に設定したとしましょう。つまり1年後には自立して営業部の戦力になるよう、育て方を考えるのです。

 そのために、まず最初の3ヶ月間は、マンツーマンで徹底的に営業の仕事を教える。得意先回りには必ず新入社員を同行させ、「現場」の仕事ぶりをつぶさに見せます。この段階は、少々過保護になってもかまいません。朝の段取りから報告書の作成まで、手取り足取り、仕事をきめ細かく教え込む。これが最初のタームです。

 2つ目のタームは、その後の3ヶ月間。この期間は、少しずつ一人で得意先に行かせるようにします。まだ、自立できていないのですから、徹底的なフォローが必要になる時期です。自分一人で仕事をする難しさを実感させ、同時に、小さくても成果を上げる喜びを体験させます。また同時並行で、問題解決のための方策を経験させることもできるでしょう。

 その後の6ヶ月は、一人での得意先回りをベースに適宜、チェックとフォローをします。そして、飛び込み営業を経験させる時期でもあります。個人差がありますし、計画通りに進まないのは当然。タームはフレキシブルに考えて、随時設定を修正しながら進めるといいでしょう。

定期的な成長度チェック

 上記の例で言うと第2ターム、つまり一人立ちのためのトレーニング期に入ったら、定期的に成長度をチェックすることをおすすめします。月に1度くらい、「どこまで仕事を覚えられたか。成長したか。完全に自立するために必要なことは何か」を新入社員に自己評価させます。あわせて、指導する側が同じ項目について評価するのです。いわば「学期ごとの通知表」のようなものです。

 他者からの評価は、人間が成長する上で欠かせません。少し甘めに評価すると、モチベーションを上げることができるでしょう。また、仕事や人間関係などの悩みについてもヒアリングできる良い機会ですので、上手く活用してください。


 
 きちんと計画をもった育て方をすると結果が早く出せるだけではなく、新入社員からの信頼感を得ることにもつながり、また、自分自身の貴重な経験にもなります。新入社員を育てながら、自分も成長できるチャンスと考え、高いモチベーションで取り組むべきではないでしょうか。

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