1. 仕事で英語を使う時に苦労しないために最低限理解しておくべき2つのポイント

仕事で英語を使う時に苦労しないために最低限理解しておくべき2つのポイント

 仕事で英語を使うことになっていざ英語の勉強を始めようとする際、まず効果的な勉強法や参考書などをリサーチしたりする人もいると思います。ここでは、実際に英語を学ぼうとする前にまず知っておくべきこととして、英語と日本語の違いを2点ご紹介します。今後の英語学習で苦労しないためにも、ぜひ役立ててみて下さい。

1,歴史的・文化的な違い

 ノンネイティブの日本人が作った英文でありがちなのが、和文をそのまま英訳し明確さに欠けた意味不明な文章になる点です。この様なやり方でどんなに多くの英単語や表現を覚えても、コミュニケーションに苦労するだけで英語は上達しません。なぜなら、日本語と英語は全く性質の異なる言語だからです。

 日本は、「高文脈文化」であるといわれています。高文脈文化でのコミュニケーションは、空気が読めないことを「KY」と略した言葉が流行したように、言葉以外の雰囲気や相手の表情を読み取る事も重要であるとされています。

 一方で英語は、過去に様々な民族の侵入や征服を受けながら変化を遂げてきました。特にフランス人によってノルマンディーを征服されたことで、沢山のフランス語が使われ、若干のニュアンスの違いを持たせながら、英語固有の用語として今も共存しています。

 例えば当時、肉を食べる上流階級はノルマン・フランス語のboef (=beef牛肉)を使い、庶民はox(雄牛)やcow(雌牛)を使っていました。beef はフランス語を起源とし、cow は英語の祖語であるゲルマン語を起源とします。日本語なら「牛」に「肉」をつけて、シンプルに「牛肉」であるのが、英語では別々の単語になっている理由がここにあるのです。

2,ロジックの違い

 常に異民族との接触があり、外部からの侵略や攻撃の危機に晒されていたヨーロッパでは、異民族とのコミュニケーションをする時にすることは、まず「言葉を発する」ことでした。言葉を発して論理的に話す、ということが必要不可欠だったのです。

 それとは対照的に「高文脈文化」の下で育った日本人には、共通のロジックを発展させる必要がそれ程ありませんでした。もちろん、歴史的な文書などに議論のやり取りは記録されてはいますが、欧米の論理のような確立されたロジックからはほど遠いものでした。

 私たちにも思い当たる、立場が上の人物の言うことが正しい、先例があれば説得できるといったその場の状況に合わせて変化する理屈が存在していたのです。このため日本人同士の会話では、具体的に表現しなくても何となく伝わり、またその曖昧さが逆に趣がありよいというコミュニケーションの構図が成り立って行ったのです。

 いかがでしたでしょうか。様々な背景から日本語と英語の違いを理解すると、単に表現や単語を覚えるだけでなく、伝え方のアプローチに工夫すべき点が見えてくると思います。これらの点を踏まえた上で、学習に臨んでみると良いかと思います。

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