1. 著しい成長を遂げている会社に共通する「経営方法」2つのポイント

著しい成長を遂げている会社に共通する「経営方法」2つのポイント

by Nisa Yeh
 第二次大戦後の高度経済成長期において、日本は得意の技術力を武器に世界有数の企業を数多く輩出し、世界においても名立たる経済国家へと成長しました。しかし、近年においては時代のニーズが変化し、多くの日系企業が勢いをなくし頭打ちの経営状態となっています。ただ、そういった厳しい環境下においても、特にIT・ソフトウェア業界を中心とした新興企業や中小企業で著しい成長を継続している会社は数多くあります。ここでは、そういった成長企業が実践している経営方法のポイントについて述べていきます。

1. フラットな組織作り

 例えばIT企業を例に挙げて説明すると、インターネットという新たな媒体の登場により数多くのIT企業が誕生し、著しい成長を遂げています。具体的には楽天やサイバーエージェントといった企業が挙げられるでしょう。

 こういった新興成長企業のイメージとしてまず思い浮かぶのは、かつての日本の大企業に多く見られる縦割り行政のイメージではなく、風通しの良いフラットな組織体制ではないでしょうか。

 もちろん企業であるので社長を始めとする経営陣や管理職といった責任体制は組織されており、こういった点は多くの大企業と変わらないと思いますが、従来はトップダウン方式で業績を伸ばす企業が多かったのに対し、近年の新興成長企業の特徴の一つは、社員一人一人が経営者という意識を持ち問題意識を持って仕事に取組んでいる、また、経営陣に対しても自由に意見を言える場が設けられている、といった、ボトムアップ方式での経営であるように思います。

 こういったような、個々の意見を尊重し自由闊達に意見交換が出来るフラットな組織作りが、企業の成長を促進し大企業へと変貌していくポイントの一つのように思えます。

2. 明確な経営ビジョンと具体的な経営戦略の構築

 帝国データバンクが行った調査によると、成長著しい新興企業に対するアンケートで約6割の企業が、成長要因は経営戦略・代表の経営ビジョンにあると回答しています。設立当初は数名の社員で構成されるような新興企業・中小零細企業が大きな躍進を遂げていくためには、代表者又は経営陣の明確かつ強い思いに支えられた経営ビジョンと経営戦略が存在し、従業員がその想いに賛同し目標に向かって一丸となって前進して行くことが重要になっているのです

 経営戦略を立てる上で大事な点は事前の綿密な調査とプランニングです。具体的には、

1. 参入していく業界の動向調査、ライバルとなる企業の状況把握といった外部環境の分析を行い自社の立ち位置を理解する

2. どういった分野に特化し自社の強みとしていくかを明確にする

3. 計画を実行に移していくための経営ビジョン(資金計画、設備投資計画、人員計画等)を具体的に検討していくこと

 の3つです。このように、自社の成長プランを可視化する事で社員に対し説得力ある説明が可能となり、社内全体で目標に向かっていく原動力が生まれます。


 こういった、具体的な経営ビジョンを打ち出し、経営戦略をいかに綿密に構築できるかが、企業が著しい成長を遂げるための大きな鍵となるのではないでしょうか。

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