1. 転職者のための自己分析テクニック —— 鍵は「型破りな始め方」

転職者のための自己分析テクニック —— 鍵は「型破りな始め方」

by Konstantin Leonov
 転職者に限らず、就職活動をする上で、自己分析は必要不可欠な作業と言っていいでしょう。自分を客観的に評価できなければ、どういう業界、どういう業種を志望していいか判断できないからです。それだけでなく、実際に仕事を始めてからも、自己分析がしっかりできていないと思うような成果を上げることはできません。

 それでは転職者が自己分析をする場合、具体的に何から始めたらいいのか。ここでは「型破りな始め方」の例を紹介します。

常識的な始め方

 転職者の一般的な自己分析は、前職(もしくは現職)での仕事の実績をふまえ、「どういう案件についてどういう対応をしたか」ということを足がかりに始めるやり方。そうしたデータを集め、評価することで総合的な自己分析を行っていくのです。これは有効な方法ですが、実態が見えにくいですし、「前職のことは思い出したくない」と感じるタイプの転職者にとっては、苦しい作業でしかありません。

 また、「自分の長所、短所は?」と自問して、その答えをデータとするのも一般的な自己分析の始め方でしょう。学生はそれで良いかもしれませんが、社会経験、人生経験のある転職者にとって、それが良い方法なのかは疑問が残ります。というのは、ある程度の年齢になると「自分の性格はこうだ」という揺るぎない固定観念があって、その枠から出ることが出来ない、つまり改めて自分の性格を客観視することが難しくなるからです。

型破りな自己分析の始め方

 おすすめしたいのは、一見自己分析とは関係ないようなアプローチで、自分に関するデータを収集するやり方です。例を挙げて説明していきます。例えば、自分の趣味について考えてみるのです。「映画鑑賞」が趣味だったとしましょう。ただ「趣味は映画鑑賞」と言うだけであれば、話はそこで終わってしまいます。

 「映画は映画館で観るのが好きなのか、それとも自宅でDVDで観るのか。それはなぜか」、「映画が趣味になったきっかけは何だったか。同じ経験をしても趣味にならない人もいるのに、なぜ自分はそれを趣味とするようになったのか」「もし自分が監督になって映画を撮るとしたら、どういう映画をどういうキャスティングで撮りたいか」などなど、「映画」を手がかりに、自分に関して様々なことを考えてみるのです。

 趣味の他にも、「苦手な食べ物」や「これまでで最も印象に残っている旅」、「リタイア後の夢の生活」といった、一見自己分析とは関係ないようなテーマを選んで、その詳細と理由を文章にしてみるといいでしょう。


 
 これはあくまでも「自己分析の始め方」についての考察です。何も「趣味」や「映画」を分析しようというのではありません。趣味や夢といった、扱いやすいテーマから、自分に関する情報を集めるのがその目的です。それを足がかりにして、自分に関する多くのデータを集める。

 集めたデータがつまり、自己分析のための「素材」です。自分の性格や傾向を可視化するための、これは準備段階の作業。「こんな方法もある」ということで、自己分析の参考にしてください。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する