1. ソーシャルメディアの登場によって起こったマーケティングの変化と今後の予測

ソーシャルメディアの登場によって起こったマーケティングの変化と今後の予測

by Norio.NAKAYAMA
 最近はマスメディアとともに、ソーシャルメディアも主流なマーケティング媒体となっています。今ではソーシャルメディアを無視してマーケティングを行うことは、費用対効果の面においても不利なものになりつつあるのです。そして、ソーシャルメディアの変化とともに、マーケティングの概念も変わっていきます。

 今後、企業はマーケティングをどのように行っていけばよいでしょうか。そのあり方と今後の予測について書いてみたいと思います。

マーケティングの主役は、企業から消費者へ移る

 これまでのマーケティングの目的は、いかに消費者の認知度を上げ、商品を市場に浸透させるかというものでした。そのため、例えば人気のあるタレントをイメージキャラクターに使ったり、宣伝規模や回数を増やすなどしてその商品をとにかく消費者の目に触れさせ、イメージを高めて購入につなげようとするものでした。

 しかし、今後ソーシャルメディアが広告媒体の中心になってくると、この戦略は変更を余儀なくされると思われます。なぜなら、マスメディアや店内でのインストアマーケティングは一方的に企業から商品を訴えるものでしたが、ソーシャルメディアの場合、そのソーシャルメディアを利用している人たちのイメージや評判が、商品のイメージの良し悪しや購入を決める大きな目安になるのです。例えばTVCMの場合、CMはTVのあるその場所に一方的に流れ、その感想はそこにいる人だけが持つことになります。よって、他の人がどう思うかはわかりませんし、それを積極的に知る手段もあまりありませんでした。

 しかし、ソーシャルメディアの場合、その宣伝を見た人が感じたことがすぐに発信され、その情報が商品やサービスのイメージを大きく左右することになります。宣伝そのもの以上に、その後のソーシャルメディア利用者の意見が重要になるのです。要するに、マーケティングの主役が、宣伝する側の企業から、宣伝を受け取る消費者へと移るのです。これはこれまで自社都合でマーケティングを行ってきた企業にとっては、大きな変化を迫られているといえます。

マスとソーシャルを連携させたマーケティングが中心となる

 では、今後のマーケティングはどのように変化するでしょうか。今後は、マスメディアとソーシャルメディアを融合させたマーケティングが主流となるでしょう。今でもTVCMで広告の最後に「詳しくはWEBで」という広告があります。あのような広告がさらに進化していくと考えられるのです。

 例えば、ソーシャルメディア上に寄せられた消費者の要望などが具現化され、それがソーシャルメディア上の意見とともにTVCMでの広告として流れるというようなものです。ソーシャルメディアで消費者から集まった声が商品化され、それを広めるのがマスメディアということが、普通に起こってくると考えられます。


 今後、企業はより敏感に柔軟に、ソーシャルメディアでの消費者の声に耳を傾けなければならない時代となると思います。企業のマーケティング担当者は色んな場所にアンテナを張り巡らせ、常に情報収集を欠かさないことが大切です。

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