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【例文あり】送別会での乾杯の挨拶・退職する人への一言は何を伝えたらいいの?

ichiba hideki

2014/03/25(最終更新日:2020/10/30)


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「送別会での乾杯の挨拶をしないといけないけれど、何を言ったらいいのかわからない」「送別会で急に退職する人へのコメントを求められて焦った……」という人も多いでしょう。

本記事では、送別会の乾杯の挨拶や退職をする人へのコメントの仕方をご紹介します。

送別会本番で焦らないように、送別会に備えて挨拶や一言の準備をしていきましょう。

本記事の内容をざっくり説明
  • 送別会の乾杯の挨拶の仕方
  • 送別会での挨拶として「一言」を求められた時に意識しておくべきこと

 

送別会の乾杯の挨拶はどうする?

お世話になった人を送り出す送別会。これまでの感謝の気持ちを込めて、気持ちよく送り出したいですよね。

そんな送別会では、送別会ならではの乾杯の挨拶が求められます。

まずは基本の挨拶から、送り出す人の理由別の挨拶を確認していきましょう。

 

基本の挨拶

送別会での乾杯の挨拶は、少し緊張気味の場を楽しく盛り上げる大切な役割です。

挨拶の基本の構成は、「集まってくれたことに対するお礼と、会の趣旨」「メインスピーチ」「乾杯の発声」です。グラスに入った飲み物の味を損なわないよう、またその後の食事に早く移れるよう、「メインスピーチ」は長すぎないように気をつけましょう。

「メインスピーチ」は主役を引きたてつつ、簡潔に要点を押さえて話せるように、前もって考えておくことをおすすめします。

また、「乾杯の発声」はその後の雰囲気を作るため、元気に明るく行いましょう。

送別会には「定年退職」「転勤」「結婚退職」「中途退職」など送られる人の立場で、挨拶で言うべき言葉を選ぶことがポイントです。

以下では、パターン別の贈る言葉の例をご紹介します。

 

定年退職の人に贈る言葉

まずは、定年退職の人に贈る言葉をご紹介します。

定年退職の人の送別会では、乾杯の挨拶は直属の部下同期の社員などが行います。

定年退職の人に贈る言葉には、長年勤めあげたことへのねぎらいの言葉や、感謝の言葉を入れることをおすすめします。また、第2の人生への期待を込めて、主役の趣味や特技などを紹介して、明るい挨拶にしましょう。

目下の人が目上の人に「お疲れさまでした」と言うのは失礼にあたることがあります。

「お疲れさまでした」よりは、「ありがとうございました」「○○さんが目標です」「尊敬していました」などのポジティブな言葉を伝えましょう。

 

転勤の人に贈る言葉

次は、転勤の人に贈る言葉をご紹介します。

転勤の際の送別会は、会に出席している人の中で、立場が上の人、もしくは主役の直属の上司に、乾杯の挨拶をお願いすることが多いです。しかし、部下が行うこともあるので、贈る言葉を知っておくことをおすすめします。

転勤の人に贈る言葉は、会社内での感謝や慰労の言葉や転勤先での活躍を願う言葉を伝えましょう。

「○○さんがいなくなると困る」「○○さんならどこでもやっていける」という言葉を盛り込むと、主役を引き立てれます。通常の転勤なら「ご栄転おめでとうございます」という言葉を入れてもいいでしょう。

 

寿退社の人に贈る言葉

次は、寿退社の人に贈る言葉をご紹介します。

結婚退職する人の送別会の乾杯の挨拶も、出席者の中で上の立場の人や上司が行うことが多いです。しかし、退職する人と関わりが深かった場合は、一言求められることも珍しくないでしょう。

寿退社の人に贈る言葉には、結婚のお祝いの言葉、退職を惜しむ言葉、末永い幸せを願う言葉などを盛り込み、幸せな雰囲気を作ることをおすすめします。

また、「優しい」「よく気が付く」など寿退職する人の人柄を紹介してもいいでしょう。「今までありがとう」「いつでも顔を見せに来てください」などの言葉で、いつまでも仲間だという気持ちを伝えると、主役に喜ばれることは間違いないでしょう。

 

中途退職の人に贈る言葉

次は、中途退職の人に贈る言葉をご紹介します。

中途退職者の送別会の乾杯の挨拶は、やはり主役の上司や、かかわりの深かった人が適任です。寿退社の場合と同様に関わりが深かった場合は挨拶を求められることもあります。

中途退職には、退職や転職などいろいろな状況がありますが、あまり湿っぽくならないように、明るいスピーチを心がけましょう。

まず、会社内での労をねぎらい、退職を惜しむ気持ちを伝えます。そして、今までの経験を活かし、これからの活躍を期待する言葉を挨拶にしましょう。

「ずっと一緒に仕事をしたかった」「職場では大切な存在だった」という言葉を盛り込めば、主役の人柄や仕事ぶりもみんなに伝わる挨拶になることでしょう。

 

挨拶の結び方

気持ちのこもった贈る言葉のあとの結び方は、すべてのケース共通です。

「○○さんの御活躍を祈り、また××社(自社名)のますますの発展を祈念して、乾杯したいと思います」のように、乾杯に持っていきましょう。

御活躍」のところを、ケースに応じて「御多幸」と言い換えてもいいでしょう。また、セクション内での送別会なら「△△部のますますの発展」としても構いません。そのほうが、参加者はより実感を持って乾杯できるでしょう。

エピソードを延々と話したり、まして送られる人の仕事の評価などを口にすべきシーンではありません。乾杯の挨拶はあくまでも「はなむけ」の言葉でなければなりません。参加者が飲み物のグラスを手にしたのを確認して、「乾杯!」と音頭を取ります。

退職される人への思い入れが強く、個人的に話したいことがあるならば、それは懇談の時間に直接伝えることがベスト。乾杯の挨拶で「自分の思い」を吐露することは控えましょう。

 

送別会での挨拶として「一言」を求められた時に意識しておくべきこと

上記の贈る言葉をすべて覚えるのは、難しいのではないでしょうか。

送別会での挨拶として「一言」を求められた時に意識しておくべきことを覚えていると、自分で贈る言葉を作れるようになります。

テンプレートの言葉になってしまわないように、あなたらしい一言を伝えられるようになりましょう。

 

相手が上司の場合

相手が上司の場合は、これまでいかにお世話になったかや、これからの人生でためになった教訓などを伝えることを意識してみましょう。

「〇〇部長に教えていただいた仕事に対する姿勢をいつも心に抱き、これからも成長していきます」のように、感謝に加えて自分の未来像を語ってもいいでしょう。

どんなに上司に対して嫌な気持ちを持っていても、それを祝いの席で表すことは避けるようにしてください。

 

相手が同僚の場合

相手が同僚の場合は、共にこれまで仕事をしてきた仲間なので、応援の気持ちを込めた挨拶をすることをおすすめします。

転職や異動、結婚のための退職など、理由は様々ではあっても、新しい職場や環境で同僚が頑張っていけるように心を込めましょう。

新しい生活環境になることは、希望もありますが不安も多いでしょう。「不安でもいつでも相談にのるよ」のように言ってもらえると、同僚も嬉しく感じるのではないでしょうか。

同僚との思い出深い仕事や自分からみて、同僚がどのように頑張って仕事に打ち込んでいて感心していたかなどのエピソードを付け加えても相手を喜ばせれます。

 

送別会では退職する人へのプレゼントや餞別も用意しておこう

本記事のまとめ
  • 挨拶の基本の構成は、「自己紹介」「メインスピーチ」「乾杯の発声」
  • それぞれの状況にあった祝いの言葉を贈ろう
  • だらだらと話さず、言いたいことをまとめて話すことも大切

本記事では、送別会の乾杯の挨拶や退職をする人への一言をご紹介しました。

何より大切なことは、「心のこもった挨拶」をすることです。

送り出す人に対する自分の気持ちを、贈る言葉に込めましょう。

本記事を参考に送別会の乾杯の挨拶や退職をする人への一言を考えてみてはいかがでしょうか。

 

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