1. 戦略の見直しを必要とする前から始まっているリーダーの役割

戦略の見直しを必要とする前から始まっているリーダーの役割

 企業が立てる戦略には、経営戦略から始まって営業戦略や制作戦略などその種類に応じた戦略が存在します。職種や規模によっては個人プレーで行っていける仕事もありますが、多くの仕事は共に働く仲間とのチームプレーなのではないでしょうか。

 そのような場合、会社が立てた戦略に則った形で自分達の部署や振り分けられている役割に基づいた戦略を立てる事になりますが、それが永続的に続いていくということは決してありません。そのため、一度立てた戦略を見直すという事を最初から想定してチーム戦略を立てても良いでしょう。では、戦略を見直す時にチームリーダーはどの様な役割を果たせば良いのでしょうか。

事前準備が大切

 実は、戦略の見直しが必要になってから動くリーダーは甘いと言わざるを得ません。なぜなら、それで回っていく様ならリーダーの指示が無ければ動かないチームという事になるからです。戦略の見直しが必要になった場合に、どんな風にチームのメンバーが動けば良いのかをリーダーの指示が無くてもメンバーが動く様なチームが理想なのです。

 そうすれば、実際に戦略の見直しを行う際には非常に建設的な意見を短時間で集約する事ができて、効果的かつ効率的になります。リーダーが「ちょっと戦略の見直しが必要なんだけど…」と切り出した時に、「待ってました!」と言わんばかりにどんどんと改善意見が出てくる様なメンバーを育成する事、それこそがリーダーの役目と言えるでしょう。

会社やチームの戦略を基に自分の戦略を立てる

 これは、フレームワークの一つであるPDCAサイクルを実行していく時に非常に役立つ考え方ですが、チームに所属する個人個人の目標や戦略を立てる時に、会社やチーム全体の目標としっかりリンクさせて考えていく訓練を行っておきましょう。

 個人の戦略に基づいて日々動いている時に、何か歯車が回らない感じがしたり空回りしている、ミスが目立つという様な事柄が起きた時には、個人の戦略を見直さなければならない事を感じるでしょう。会社やチームの戦略と一致した個人戦略を立てていれば、それがチーム戦略を見直している事に繋がっていくわけです。こうしておけば、リーダーがチームの戦略の見直しを主導しようとした時に、既に個人の戦略見直しでの経験と実績がある訳ですから、積極的な見直しが行えていくはずです。

 ここまでお膳立てが出来てあれば、実際の見直しの時のリーダーの役割は激減するでしょう。しかし、リーダーとして一番大切な事が待っています。それは、個人個人の意見を集約しチグハグにならない様なチームとしての方向性を定めていく事です。

 社員一人一人の力量や特質には差があります。そのため、いくらリーダーが最適だと思える事であってもチームとして行う時には多少なりともアレンジしなければならない事が出てきます。この時にしっかりとした舵取りが出来る事、メンバーがリーダーを信頼してそれに従える事が大切なのです。そのための人間関係づくりも行っておく必要がありますが、この一番大切な役割を担える様な自己鍛錬を行っていく事は重要です。

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